編集部が選ぶ本日のおやつ
『きせつのさがしもの(ノンアルコールカクテル)』 3,996円(税込)
先日書いた、こちらの記事。『きせつのさがしもの』という、富山の「薄氷本舗 五郎丸屋」という老舗和菓子店の琥珀糖。

記事を書いてから、「一度は食べたい!」という気持ちを抑えられなくなったそんなとき、東京で期間限定の販売があると聞き、東京の友人に送ってもらうことに。
購入してもらったのは、『きせつのさがしもの(ノンアルコールカクテル)』。箱を開けると、本当にガラス細工のような美しさで、眺めていたくなるようなビジュアル。

『きせつのさがしもの』とは
硝子造形作家・山本真衣さんの作品シリーズ「Breeze(ブリーズ)」に、五郎丸屋16代目の渡邉克明さんが触発されて生まれた和菓子。作品の造形を琥珀糖でできるだけ精密に再現していて、淡く繊細な色合いはさまざまなカクテルで表現されている。見る角度によって表情がきらきらと変わるのも魅力だ。
今回のノンアルコールカクテルバージョンは、アルコールが苦手な方でも食べられる商品。ノンアルコールのフルーツシロップを使ったカクテルの味わいで、9種類の色合いと味が楽しめる。
なお、琥珀糖は砂糖の再結晶化によって、透明度が少しずつ失われていくそう。品質には問題がなく、その変化も楽しめるとのこと。

箱には、9種類それぞれの材料が書かれたカクテルリストが入っていた。その中から、ちょっと変わった組み合わせを3つ紹介。
- 右上『キングス・バレー』:スモーク・ド・オークシロップ、オレンジピューレ、ライムジュース、ブルーキュラソーシロップ。
燻したオークのシロップが入っているのが珍しい - 右下『ジャック・ラビット』:りんごピューレ、メープルシロップ、オレンジピューレ、レモンジュース。
フルーツにメープルシロップを合わせているのが意外 - 中下『グラスホッパー』:ホワイトチョコレートソース、ミントシロップ。
チョコミントを思わせる、デザートのような組み合わせ
材料を眺めているだけでも楽しく、ほかのカクテルの味も気になるところ。

9つの中から選んだのは、左上の『グレープ・アップ』。グレープジュースとグレープフルーツシロップを使ったカクテルだと書かれていた。
食感は、硬めのゼリーに近い印象。ぷるぷるとしつつも、歯切れのよさもある。
味は上品な甘さで、グレープジュースとグレープフルーツシロップを使っていると書かれているものの、グレープのほうが強めに感じた。ノンアルコールカクテルの味が主張しすぎることはなく、優しい味わい。
アートピースのような見た目に惹かれて食べてみたけれど、見た目と食感の両方を楽しめるお菓子だった。
一つずつ、「今日はどれにしようか」と選ぶ楽しさがある。日が経つにつれて琥珀糖が変化していくのも楽しめるので、長く味わえる逸品だ。

五郎丸屋の紋の焼印が入った桐の箱も、グレーの掛け紙もおしゃれで、贈り物にもぴったり。
眺めて、選んで、食べて。変わっていく表情まで含めて、大切にしたくなるお菓子だった。1つ1つ違う表情なので、独り占めしたくなるけれど(笑)。ほかの味も、ゆっくり味わって食べようと思う。

本記事のライター Profile
赤川 亜紀子

元薬剤師。薬剤師として22年間勤務し、腸活歴は25年。体にいいことをあれこれ試すのが好きな健康オタクです。
その一方で、おいしいものとお酒も大好き。「健康のために我慢する」のではなく、おいしいものを楽しみながら健やかに暮らすことを大切にしています。
現在はライターとして、SEO記事やインタビュー記事、Webサイト・LPなど幅広く執筆。味はもちろん、素材や作り手のこだわりにも注目しながら、「本当においしい」と思えるスイーツをご紹介します。