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コーヒーとバターの織りなすクリームとスポンジのロールケーキ『モカロール』

公開 / 更新

成城で60年以上親しまれてきた洋菓子店「成城アルプス」。1965年に創業し、成城の街でお菓子を作り続けてきました。

同店を代表するお菓子のひとつが、創業以来作られている『モカロール』です。薄く焼き上げたモカ生地に、薫り高いモカクリームを合わせ、くるくると巻き上げています。

何層にも重なる生地とクリームの断面も印象的で、ひと切れの中にスポンジのしっとり感とクリームのコクが感じられます。現在は食べやすいようあらかじめカットされており、包みを開けてすぐに楽しめるのも特徴です。

香り高いコーヒーとバタークリームの絶妙

モカロール|香り高いコーヒーとバタークリームの絶妙

成城で50年以上も愛され続けている『モカロール』は、コーヒーを練り込んだスポンジに、コーヒーとバタークリームを絶妙なバランスで混ぜたクリームを合わせて、3層に巻かれているロールケーキです。

バタークリームは、コクはあるのに決してしつこくなく、1口食べると後を引くような奥深い味わいが楽しめます。スポンジにもコーヒーが使われており、クリームと重なることでコーヒーの香りをより豊かに感じられます。甘過ぎず、いくつでも食べられてしまうような口当たりの良さも印象的です。

食べやすい大きさに切り分けてあるので、開けてすぐに味わえる手軽さもあります。
上品でありながらコクがあり、いくつでも食べたくなるような後を引く味わいが、成城の人々を60年以上惹きつけてやまない大きな理由です。

クリームとよく合うコーヒースポンジの味わい

モカロール|クリームとよく合うコーヒースポンジの味わい

『モカロール』では、生地にもコーヒーの風味を取り入れることで、クリームとの組み合わせを楽しめるように仕立てています。

薄く焼き上げたモカ生地は、薫り高いクリームを包み込み、ひと切れの中に生地とクリームが何層にも重なっています。しっとりとした生地とコクのあるクリームが合わさることで、コーヒーの香りとバターのまろやかさを一緒に味わえるのもポイント。

生地の重なりによって生まれる食感と、クリームとの相性が『モカロール』のおいしさにつながっています。

3層も巻かれたスポンジの厚さの妙

『モカロール』の印象的なところのひとつが、薄く焼き上げた生地を巻き上げたときに生まれる特徴的な断面です。

厚みのあるスポンジを一度だけ巻くのではなく、薄い生地とクリームを交互に巻き込むことで、ひと切れの中に細かな層が生まれます。ひと口食べると、生地のしっとりした食感とクリームのなめらかさが一緒に感じられ、それぞれの風味を楽しめます。

モカ生地の断面には、生地とクリームの層がきれいに表れ、薄い生地を丁寧に巻き込んでいることが見た目からも伝わります。ひと切れを口に運ぶたびに、生地とクリームのバランスを楽しめるのも、このロールケーキならではです。

バタークリームとの相性の良さ

薄く焼き上げたモカ生地とクリームを一緒に味わうことで、それぞれの風味が重なります。生地にはコーヒーの風味があり、クリームのコクだけでなく、モカらしい香りもひと口の中で感じられるのが特徴です。

しっとりした生地に、なめらかなクリームが重なることで、口当たりにも変化が生まれます。生地のしっとり感がクリームのコクを受け止める一方、なめらかさが生地にやわらかな印象を加えるのです。

そのため、ひと口の中で異なる食感を感じながら、モカ生地とバタークリーム、それぞれの持ち味を楽しめます。

コーヒーの風味とバターのコクという異なる個性を組み合わせることで、シンプルながらも奥行きのある味わいに仕上がっています。

あっさりでもしっかりとコクのあるバタークリーム

モカロール|あっさりでもしっかりとコクのあるバタークリーム

『モカロール』をひと口味わったときに感じる、コーヒーの香りとまろやかな口当たり。その印象をつくっているのが、モカ生地に合わせたバタークリームです。

コーヒーの風味を加えることで、クリームの口当たりに香りのアクセントが生まれ、食べたあとにも余韻が残ります。口に入れた瞬間に広がるコーヒーの香りと、ゆっくり感じられるクリームのコク。その2つが生み出す味わいに注目したいところです。

コーヒーの香りを口の中で増幅するクリーム

クリームに加えられたコーヒーの風味は、バターのまろやかさの中でやさしく広がります。口に入れた瞬間からコーヒーの香りが感じられ、クリームのなめらかな口当たりとともに、ゆっくりとコーヒーの風味が残るのです。

バタークリームというと濃厚で、ともするとしつこく感じる印象がありますが、コーヒーの香りが加わることで、甘さの中にも香ばしさが感じられ、あっさりと食べられてしまうのも『モカロール』の魅力。

クリームを味わうほどにコーヒーの風味がふわっと広がり、ひと口ごとに香りを楽しめるのも『モカロール』ならではです。

奥深いコクと後をひく味わいのバタークリーム

バタークリームのコクは、ひと口で強く主張するというより、味わうほどにじんわりと感じられるのが印象的です。口の中でクリームがほどけたあとにも、バターのまろやかな風味が残り、ひと切れの中にしっかりとした満足感があります。

それでいて重たさだけが残るのではなく、コーヒーの香りがあとからふわっと広がることで、すっきりとした印象も感じられます。コクのあるクリームをゆっくり味わったあとにも風味が残り、もうひと口と手を伸ばしたくなるような後をひく味わいです。

バタークリームと温度の関係

モカロール|バタークリームと温度の関係

バタークリームを使った『モカロール』は、食べるときの温度によっても口当たりの印象が変わります。

冷やした状態ではクリームの質感をしっかり感じやすく、少し時間を置くと、やわらかくなめらかな口当たりに。

同じ一切れでも、温度によってクリームの感じ方が変わるため、その日の気分に合わせて楽しめるのも『モカロール』のおもしろさです。冷やしたときと常温に近づけたとき、それぞれの口当たりの違いを楽しんでみてください。

冷やして固めのバタークリームを味わう

冷やした状態では、バタークリームのしっかりとした質感を感じながら、モカ生地との食感の違いも楽しめます。ひんやりとしたクリームと、しっとりとした生地がひと切れの中でバランスよく感じられ、落ち着いた味わいに。

クリームのコクや形をしっかり感じたいときには、冷蔵庫から出してすぐの状態で味わってみるのがおすすめです。

ひんやりとした口当たりの中にコーヒーの香りが広がり、ゆっくり味わうほどにクリームの存在感を感じられます。

常温でとろけるバタークリームの食感を楽しむ

少し時間を置いて常温に近づけると、バタークリームは徐々にやわらかくなり、モカ生地とのなじみもよくなります。冷やしたときよりも口当たりがなめらかになり、生地とクリームが一緒にほどけていくような感覚を楽しめます。

クリームがやわらかくなることで、生地のしっとり感もより自然になじみ、ひと口の中でまとまりのある食感に。コーヒーの香りもゆっくりと感じられ、クリームのまろやかさとモカ生地の風味を、より一体感のある味わいで楽しめます。

成城で60年以上愛され続けるロールケーキ

モカロール|成城で60年以上愛され続けるロールケーキ
引用元:成城アルプス

成城アルプスは、1965年に成城の地で創業しました。創業以来、店舗に併設されたアトリエでお菓子を作り続け、「お菓子の命は鮮度」であるという考えを大切にしています。成城の街とともに歩んできた洋菓子店で、現在もその姿勢は受け継がれています。

『モカロール』は、どこか懐かしさを感じさせる一方で、今食べても新鮮に感じられる味わいが魅力です。コーヒーの香りとバタークリームのコクをシンプルに楽しめるからこそ、世代を問わず手に取りやすい一品。自分のおやつにはもちろん、成城を訪れた際の手土産にもぴったりです。

昔ながらのお菓子が持つ親しみやすさと、丁寧に作られてきた味わい。長く愛されてきた理由を感じながら、コーヒーや紅茶とともに味わってみてはいかがでしょうか。

※この記事に掲載されている情報は、2026年8月時点の情報です。

ライターProfile

川田麻実

川田麻実

食について15年以上学び、出産を機に栄養の大切さを実感し、栄養士として8年活動しています。これまで栄養学・幼児食・オーガニック・フードコーディネートなど、さまざまな視点から食を学んできました。
素材や品質にこだわった食品を見つけ、その魅力を伝えることが好きです。こどもの栄養相談や食育イベントの開催、食・子育てWebメディアでの執筆を経験。専門知識と暮らし目線の両方から商品の魅力を分かりやすく伝え、「食べておいしい、知ってうれしい」そんな良いものとの出会いを届けることを大切にしています。

モカロール

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モカロール

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