日本では、お菓子というと和菓子だけでなく、海外から入ってきたたくさんの洋菓子を食べることができます。いろんな洋菓子がありますが、その洋菓子がどこの国のものか知らずに食べている人も多いのではないでしょうか。
今回は、いいモノ.com編集部が厳選した、フランス生まれのスイーツベスト20をご紹介します。さまざまな洋菓子の発祥地フランスには、有名なお菓子がたくさんあることはご存じの方も多いでしょう。
そんなフランスのお菓子には上品な味わいだけではなく、見た目の美しさ、かわいらしさなども魅力ですよね。そんなフランスのお菓子は、自分へのご褒美としても、ギフトとしてもピッタリ。ぜひ、お気に入りのスイーツを見つけてみてくださいね。
目次
- 1 スイーツランキング1位:マカロン
- 2 スイーツランキング2位:フォンダン・オ・ショコラ
- 3 スイーツランキング3位:シュークリーム(シュー・ア・ラ・クレーム)
- 4 スイーツランキング4位:エクレア
- 5 スイーツランキング5位:クレープ
- 6 6位:フィナンシェ
- 7 7位:クレーム・ブリュレ
- 8 8位:ガトーショコラ
- 9 9位:カヌレ
- 10 10位:モンブラン
- 11 11位:オペラ
- 12 12位:ミルフィーユ
- 13 13位:マドレーヌ
- 14 14位:ガレット・デ・ロワ
- 15 15位:クレープシュゼット
- 16 16位:フロランタン
- 17 17位:クイニーアマン
- 18 18位:オランジェット
- 19 19位:タルト・タタン
- 20 20位:ギモーヴ
- 21 まとめ
スイーツランキング1位:マカロン
砂糖・卵白・アーモンドを使用した焼き菓子のマカロン(仏: macaron)は、半分は砂糖でできていてとても甘いです。色とりどりのマカロンはプレゼントしてもきっと喜ばれますね。
名前は「練った生地を切った」という意味に由来するそうです。アーモンドの香るシンプルな生地の素朴な雰囲気のものから、華やかにトッピングを施したものまでありますが、ころんとした形がとても愛らしく1位に選ばれるのも納得!
スイーツランキング2位:フォンダン・オ・ショコラ
フォンダン・オ・ショコラは、フランスのチョコレートケーキ。日本語では「フォンダン・ショコラ」「フォンダント・ショコラ(フランス語: fondant au chocolat)」ということもあります。
fondant は「溶ける」という意味。ケーキ生地の中心にガナッシュチョコレートを入れて焼き、割ると中からチョコレートが溶け出します。温かいチョコレートのデザートは、バレンタインの季節にもぴったりですね。
溶け出す瞬間のチョコレートの華やかな香りもおいしさの一つ。フレンチのコースの締めくくりとして出てきたら、とてもうれしい一品です。
スイーツランキング3位:シュークリーム(シュー・ア・ラ・クレーム)
中が空洞の生地の中に、カスタードクリームなどを詰めた洋菓子の一種シュー・ア・ラ・クレーム「chou à la crème」。詰めるクリームについては、チョコレートクリームや果汁(イチゴ、メロン、マンゴー等)を使ったクリームなど、さまざまな種類があります。
シューの形やかたさもいろいろあって、子どもから大人までみんなを笑顔にする大好きスイーツ。「シュー」というのがキャベツという意味なのは有名ですね。
スイーツランキング4位:エクレア
シュー菓子の一種エクレア(フランス語: éclair、フランス語発音: [eklɛʁ] エクレール)。「雷」や「稲妻」を意味するフランス語で、細長いシュー生地にカスタードやホイップなどのクリームを入れて、チョコレートやフォンダンをかけた代表的なスタイルは「エクレール・オ・ショコラ」とも呼ばれます。
今では、フルーツをたっぷり取り入れたり、ナッツをトッピングしたり、様々なエクレアを見かけるようになりました。
スイーツランキング5位:クレープ
フランス北西部のブルターニュ地方が発祥のクレープ(フランス語: crêpe)。元になったのは、蕎麦粉で作った薄いパンケーキのガレット(galette)という料理で、クレープは、パンケーキの一種です。
伝統的な蕎麦粉の生地に、ツナやハム、野菜などを使ったお食事系もおいしいですが、フルーツやプディング、アイスクリームなどをトッピングしたクレープはパフェのようで、見ているだけでも楽しくなりますね。
クレープは、焼き立ての生地がおいしくて、フレッシュなフルーツやクリームもふんだんに使っています。お取り寄せではなくて、出来立てをすぐに いただくという楽しみがありますね。
6位:フィナンシェ
フランス起源のバターケーキや焼き菓子で、17世紀にナンシーの”L’ordre des Visitandines”(聖母訪問教会)の修道女によって作られたことから古くはヴィジタンディンと呼ばれていたそうです。コンビニでも手軽に買って食べられますよ。
7位:クレーム・ブリュレ
カスタードプディングと似ていますが、表面をバーナーであぶってキャラメリゼしてあり、くずしながら食べるデザート。フランスでは定番のスイーツです。フレンチレストランだけでなく、身近なカフェでも取り扱っていることがあるので、見かけたらぜひ食べてみてください。
8位:ガトーショコラ
とてもシンプルな見た目ですが、中がしっとり濃厚です。シンプルさと贈りやすさでバレンタインの定番。簡単に作れるので、レシピも豊富にあります。たまには手作りして食べるのもいいですね。
9位:カヌレ
正式名はカヌレ・ド・ボルドー。カヌレ=溝の付いた、という意味のフランス語です。フランスのボルドー女子修道院(fr:Couvent des Annonciades)で古くから作られていた、ミツロウ入りの溝の付いた焼き型で焼いたお菓子で、ラム酒入り。最近は、コンビニスイーツとしても人気ですよね。
10位:モンブラン
名前の由来は、アルプス山脈のモンブラン(Mont Blanc)で、フランス語で「白い山」を意味します。イタリアではモンテ・ビアンコ(伊: Monte Bianco)と呼ばれています。昔から日本でも親しまれているケーキの種類ですね。大きな栗ののったモンブランは、食べ応えがあります。
11位:オペラ
パリの名店「ダロワイヨ」を起源とする、リッチなチョコレートケーキです。コーヒー風味のシロップを染み込ませた長方形のスポンジ生地の間に、コーヒー風味のバタークリームとガナッシュを挟み、幾重にも積み重ねて作ります。層の数はそれぞれ異なりますが、表面にチョコレートのグラサージュをかけ、細長くカットして金箔で仕上げるところは同じです。 パリの歌劇場、オペラ座のガルニエ宮が名前の由来であるとされており、ビターチョコレートとコーヒーの香りが作り出す、華やかなケーキの雰囲気に、なるほどと感じさせられます。
12位:ミルフィーユ
サクサクしたパイ生地とクリームを交互に重ねたケーキで、その名前は、葉っぱを重ねているように見えることから、フランス語で「千」と「葉」を組み合わせて付けられたと言われています。 サクサクとした軽い口当たりのパイ生地となめらかなクリームはとても相性がよく、どんなクリームを使うか、何をトッピングするかで非常にバリエーションが豊富です。
13位:マドレーヌ
マドレーヌというのは、このお菓子を考案したとされる人の名前で、帆立の貝殻を使って作ったとされることから、貝殻の形をしているのが一般的です。日本では円形のものも食べられています。 主に薄力粉、卵、砂糖、バターを原料にしており、似たスイーツであるフィナンシェとの違いは全卵を使っていることです。シンプルで素朴なおいしさが、今では世界中で愛されています。 <h2>スイーツランキング
14位:ガレット・デ・ロワ
新年を祝って食べられる、パイ生地の中にアーモンドクリームを詰めて焼き上げた、フランスの伝統菓子です。フランス語で「王様の菓子」という意味で、中に「フェーヴ」と呼ばれる陶器でできた小さな人形が入っているのがその名前の由来。 切り分けて食べるときに、「フェーヴ」が当たった人は、王冠を被る決まりになっており、その年1年間を幸福に過ごせるそうです。近年は日本でも取り扱う店舗が増えており、徐々に文化が広がりつつあります。
15位:クレープシュゼット
クレープに、熱々のカラメルソース、バターとオレンジとリキュールのソースを絡め、フルーツを添えた温かいスイーツです。店舗によっては、小さなフライパンを使って目の前で提供するところも。 フランベにはコツがいりますが、材料がシンプルなので、意外と簡単にご自宅でも再現できます。クレープにジュワッと染み込んだソースを楽しんでみてください。
16位:フロランタン
キャラメルでコーティングしたカリカリのアーモンドを、サクサクのクッキー生地にのせた、ちょっと贅沢なお菓子。アーモンドの香ばしさとキャラメルのまろやかな甘みがお茶請けにぴったりです。 実は名前の由来は「フィレンツェの」というフランス語からきており、イタリア・フィレンツェのお嬢様が、フランス王の元へ嫁ぐ際に持っていったというお菓子なんだとか。イタリアから来たお菓子が、フランス菓子の定番として根付いているのは面白いですね。
17位:クイニーアマン
日本ではパン屋に並んでいるイメージがありますが、実はフランスでは伝統的な洋菓子なんです。名前は、ブルトン語(フランスの古い言葉)で「バターの菓子」という意味。その名の通り、たっぷりのバターと砂糖が使われ、フランスでは特にブルターニュ産の塩バターを使うことが多いようです。 カリカリの食感と甘じょっぱい味が日本人にヒットし、1988年にブームになりました。その後も一定の支持を受け、現在でも菓子パンの定番として人気があります。
18位:オランジェット
砂糖漬けにした柑橘類の皮を、ビターチョコレートでコーティングしたお菓子です。オレンジピールを使ったものが一般的ですが、皮だけでなく果肉も含んだ輪切りを砂糖漬けにして作ることもあります。 チョコレートの甘さと柑橘の酸味とほろ苦さがマッチした大人の味わいのスイーツで、柑橘類はオレンジが一般的ですが、柚子を使ったり、チョコにホワイトチョコを使ったりしたものもあります。バレンタインの限定チョコとしても人気が高まっているようです。
19位:タルト・タタン
タルト・タタンは、元々は失敗から生まれたというユニークなお菓子。アップルパイを作るためにフライパンでリンゴを炒めていたら、焦がしそうになってしまい、そのフライパンにタルト生地を乗せてオーブンで焼いたら、とてもおいしそうなスイーツが出来上がっていたんだとか。 バターと砂糖でキャラメリゼされた甘酸っぱいりんごは、店舗によって、シャキシャキ感を残したりしっかり柔らかくしたりと、加熱の加減に個性が現れます。りんごの品種によっても変わってくるので、食べ比べるのも楽しそうですね。
20位:ギモーヴ
ゼラチンと砂糖を主原料に作られた、ふんわり、モチっとした食感のギモーヴは、マシュマロと似ていますが、卵白を使用しないという点で違いがあります。そのため、弾力があまりなく、より柔らかく口溶けがよいのが特徴です。 ベリーや柑橘のフルーツピューレを使ってさっぱり仕上げることが多いですが、ココアやコーヒーなどで濃厚に仕上げることもあります。まだ取り扱っているお店が少ないので、これからの広がりが楽しみなスイーツです。
まとめ
今回は、いいモノ.com編集部が選んだ、フランスのお菓子ランキングの1位から20位までをご紹介しました。お気に入りのスイーツは見つかりましたか?
フランスから伝わってから、長く日本でも愛されているスイーツが上位を占めていました。見た目や味わいに上品さがあり、デザインやネーミングにもフランスらしさが満点で、もちろんとてもおいしいです。
家族との団らんにも、ひとり時間を楽しむ時間にも、またギフトとしても、選んでうれしいフレンチスイーツ。ぜひ日本で、フランスの味を楽しんでみてくださいね。
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