1971年に日本で初めて日清食品から「カップヌードル」が誕生しました。今では主食としても食べられていますが、発売当初は警察官や消防官など夜勤の多い人たちの間で売れていたそうです。
1972年の「あさま山荘事件」で機動隊員にカップ麺が配給され「カップヌードル」を食べている姿がテレビで放映されたのがきっかけで知名度が上がり、問い合わせが殺到し全国で爆発的に売れ始めました。
「カップうどん」は和風めんとして1975年以降、東洋水産やエースコックをかわきりにさまざまなメーカーから発売され、今では定番商品となりました。安価で手に入りやすく、お湯を注ぐだけですぐに食べられますので便利です。
しかし、さまざまなメーカーから多様な商品が発売されているため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで、今回は、人気カップうどんを1位から順にランキング形式でご紹介します。
目次
おすすめカップうどん人気ランキング
第1位:「日清のどん兵衛 きつねうどん【東】【西】」
引用元:NISSIN
人気カップうどんの第1位は「日清 どん兵衛 きつねうどん【東】【西】」でした。
東日本向けと西日本向けとでつゆの味が異なり、東日本向けは本鰹と宗田鰹(そうだかつお)の2種類で甘辛濃口仕上げです。西日本向けは本鰹と昆布のWだしを使用し、あっさり薄口仕上げとなっています。
どちらも丸大豆醤油をベースとしており、「どん兵衛」の特徴的なおあげは丸大豆100%で豆腐屋さんと同じ製法で作られているそうです。
ふっくらとした大きなおあげがとても魅力的な「どん兵衛」。このネーミングの由来は、うどんの「どん」と丼の「どん」でもあり、さらに関西弁の「どんくさい」の「どん」でもあります。
「スマートさからはほど遠いが、ほのぼのとしたあたたかさ、また筋を曲げない頑固さと正直さを表現したネーミング」とされています。素朴でほのぼのとした人間的な温かさがあることからつけられたそうです。
ところで、「どん兵衛」といえば『日清食品』ですが、NHKの連続テレビ小説「まんぷく」の題材にもなりましたね。創業者の安藤百福さんが、1958年に世界で初めてインスタントラーメン「チキンラーメン」を開発したことで有名です。
安藤百福さんはインスタントラーメンを国際食にするために、外国人にも食べやすくすることを日々考えていたそうです。欧米にインスタントラーメンのセールスに行った際、現地の人が紙コップに「チキンラーメン」を割り入れ、お湯を注いでフォークで試食していたことからカップ麺を思いついたそうです。
地域限定のものや、レギュラーサイズのほかに特盛やミニサイズも展開されているので好みや状況に合わせることができます。ですから45年以上もの歴史があり、多くの人から支持を得られるのでしょうね。
商品名 | 日清のどん兵衛 きつねうどん【東】【西】 |
内容量(麺量) | 【東】96g(74g)【西】95g(74g) |
メーカー | 日清食品 |
第2位:「まるちゃん 赤いきつねうどん【東】【西】【関西】【北海道】」
引用元:東洋水産
第2位に選ばれたのは、赤いパッケージでお馴染みの「まるちゃん 赤いきつねうどん【東】【西】【関西】【北海道】でした。
「赤いきつね」は地域によって味の好みが異なるため発売当時から東西で味を変えていました。現在は東日本編、西日本編、関西編、北海道編と4種類のつゆの味を展開しています。
4種類とも使用している醤油やだしを地域の好みに合わせて原料や配合を変更。全国の店頭で同時に展開されていますので4種類のつゆの味を楽しんでみてください。
「赤いきつね」は赤いパッケージが特徴的で、この赤を基調としたデザインが目をひき売り場では目立ち、つい手が伸びてしまいます。
ですが、当初は赤ではありませんでした。カップうどんは和風カップ麺ブームにより、さまざまなメーカーから次々と発売されました。そのブームの火付け役となったのが1975年に東洋水産から発売された「カップきつねうどん」
東洋水産は魚肉ハムやソーセージなど加工食品を手がける水産会社です。当時は事業の中心だった魚肉ハムやソーセージは冬場は閑散期。即席麺は冬場が繁忙期ですので、閑散期の冬場の工場を有効利用するため即席麺に参入することにしました。
「カップきつねうどん」を発売すると、多くの大手のメーカーも参入してきました。そこで東洋水産は従来の麺やスープ、お揚げを改良し新商品を出すことに。
当初はアツアツ感を出すために「熱いきつねうどん」というネーミングでパッケージも黄色の予定でしたが、カップうどん市場は過熱しているさなか。売り場で目立つ赤に変更し、パッケージが赤になるということでネーミングも「赤いきつねうどん」となったのです。
たしかに、インパクトがあるのでつい目がいってしまいますよね。全国の店頭で「全国味くらべ」として4つの地域の味を販売していますので、是非この機会に試してみてください。
商品名 | まるちゃん 赤いきつねうどん【東】【西】【関西】【北海道】 |
内容量(麺量) | 96g(74g) |
メーカー | 東洋水産 |
第3位:「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」
引用元:NISSIN
第3位に選ばれたのは、またも日清食品。「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」でした。
こちらは、鰹、昆布、サバ、煮干し、あごや干し椎茸の6種類のだしが合わされ、麺はいつものどん兵衛よりも太く“もちもち食感”をアップした極太うどん。おあげも通常版より厚くされています。
また、粉末スープについた長野県の老舗『八幡屋礒五郎』で特別に調合された「特製ゆず七味唐辛子」を加えれば「ゆず」のいい香りが広がるのです。
つゆ、麺と具材からすべてにこだわったプレミアム感満載の商品ですが、価格のほうも通常版より50円ほど高めに。
キャッチコピーが“すべてが主役”というほどの自信満々商品ですので、グレードアップした「最強のどん兵衛」を味わってみてください。
商品名 | 日清の最強どん兵衛 きつねうどん |
内容量(麺量) | 93g(66g) |
メーカー | 日清食品 |
まとめ
今回は、おすすめの人気カップうどんTOP3をランキング形式でご紹介しました。今やインスタント食品の品質のレベルも高く、常備している家庭も多いのではないでしょうか。長く保管できるため常備食としても、非常食としてもストックしておけるので、とても重宝します。
種類も豊富ですので、食べくらべて自分のお気に入りを見つけるのもいいです。また、SNS等でアレンジレシピも公開されています。レシピを参考にしたり、自分なりにアレンジして楽しむこともできます。
昼夜を問わず「時間がない」「小腹がすいた」「家事を休みたい」と思ったときにはお湯を注ぐだけ。手軽にサッと食べれるところが魅力で便利なカップうどんで時間を有効利用してください。
参考URL:gooランキング一番うまい!「カップうどん」ランキング!どん兵衛、赤いきつね、1位に選ばれたのは?
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