仕事に家事に育児と……多くの人が目の回るような忙しさに日々追われていると思います。中でも掃除や料理などは、日常に占めるウエイトの大きな家事ではないでしょうか?
とくに掃除はやってもやっても終わりがないので、とてもストレスに感じることがありますよね。面倒な掃除も家の中がきれいになっていくことで楽しさを感じることはありますが、ガンコな汚れと格闘するのは苦痛以外の何物でもありません。
そんな厄介な掃除の労力を軽減するアイデアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
裏ワザ掃除に欠かせない、おすすめ便利アイテム2選
昨今、家事を効率化するさまざまなライフハックが、巷にあふれています。ここでは、手軽に汚れを予防することで、掃除を楽にしてくれる意外な便利アイテムと、その裏ワザテクニックについて解説します。
1.マスキングテープは万能選手
こんなにも本来の用途とは違った使い方で、広く世の中に定着しているアイテムはほかにないといっても過言ではない、マスキングテープ。
本来は建築現場での塗装やシーリングの際に、塗装する箇所以外を汚さないように保護したり、仮止めや設置場所のマーキングをしたりするために使用されていました。
いまではさまざまなカラーや柄などが豊富に展開され、手帳をかわいくデコレーションしたり、お部屋の壁をオリジナルデザインにDIYしてみたりと、アイデア次第で用途は無数に広がっています。
とりわけ今回おすすめしたいのは、お部屋の汚れ防止としての使い方です。手が届きにくい隅のちょっとしたスペースの掃除は、意外に面倒なもの。マスキングテープで楽してきれいをキープできるなんて、使わない手はありませんよね。
文具店や100円ショップ、雑貨店などで手軽に入手できるものなので、早速試してみてほしい裏ワザです。
アイデア1.ホコリがたまりやすい巾木の上
巾木とは、床と接する壁の下の部分に取り付けられている部材のことです。わずか数mm程度の幅なのに意外にホコリがたまります。しかもこの細い木の上を拭く作業が、想像以上に面倒なのです。
その手間を省いてくれるのが、マスキングテープです。マスキングテープを貼っておけば、ホコリが気になったときに貼り替えるだけ。何度も拭いたり擦ったりする必要はありません。
注意しなければならないのは、最初に貼るときはホコリや汚れをきれいに拭き取っておくこと。あとは、端のほうから少しずつ貼り進めていくだけです。多少ゆがんだりしても、マスキングテープの粘着力はそう強くないので、何度もはがして貼り直すことができます。
貼り替えのタイミングは、ホコリが気になったとき。ただ、あまり長く放置しすぎると、粘着剤が劣化してベタベタが取れなくなってしまうので、注意が必要です。3カ月~半年くらいを目安に貼り替えることをおすすめします。
アイデア2.細いレールに砂ぼこりがたまる窓のサッシ
サッシレールも、ついつい見て見ぬふりをしてしまいがちな場所の一つではないでしょうか? 細いレールの溝を1本ずつ隅々まできれいにするのは、なかなか骨の折れる作業です。巾木同様、まずはきれいに掃除して、あとはマスキングテープで覆ってしまいましょう。
さまざまなタイプがあるサッシですが、カラーバリエーション豊富なマスキングテープなので、近い色のものを選ぶと目立たなくておすすめです。幅の広いレール形状でマスキングテープの幅が足りない場合は、少しずつ重ねて貼り足しておけば全く問題ありません。
また、窓のサッシは雨や結露など水がたまりやすい場所でもあるので、防カビ剤配合のものを使用すると、カビ対策にもなって一石二鳥です。
おすすめ商品:ダイソー カビ汚れ防止マスキングテープ
引用元:DAISO ダイソーネットストア
粘着面にカビ防止剤が配合されていて、貼るだけでカビの繁殖を防ぐマスキングテープ。窓のサッシレールや水回りなどに貼って、カビを生えにくくします。カラーは白のほかにも、グレーや黒もあるので、貼る場所に近い色を選べば目立ちません。
商品名 | カビ汚れ防止マスキングテープ(白、15mm×12m) |
内容量 | 1個入 |
テープサイズ | 15mm幅 × 12m巻 |
価格 | 110円(税込) |
2.ニッチなアイテム、トイレのスキマフィル
引用元:シャープ化学工業
その名の通り、トイレの便器と床のすき間を埋めて汚れを防止するシーリング剤です。透明のジェルが硬化してゴム状になり、汚れの侵入を防ぎます。
随分限定的な用途に思えますが、この商品が優れているのは、硬化後もきれいに剥がせるので、汚れたら繰り返し貼り替えができるところ。つまり、ほかにもさまざまなところに使えるのです。
ただし、時間が経つとパック内でジェルが固まってしまうので、開封後は使い切りが推奨されています。ですが、トイレのすき間だけでは使い切ることは難しいので、こんな場所に使用するのはいかがでしょうか?
アイデア1.キッチンや洗面所の水栓の根元部分
水栓の根本部分とシンクやカウンタートップの間って、どうしても黒ずんできませんか? これは水アカや汚れ、洗剤成分が混じり合ったもので、汚れの状態によって塩素系漂白剤やクエン酸など掃除に使用する洗剤も異なるので、少々厄介なのです。
ならば、汚さない工夫が一番。「トイレのスキマフィル」で埋めてしまいましょう。汚れてきたら剥がして塗り直せばいいだけなので、とてもお手軽です。ただ、この水栓の根元については注意が必要です。
「水まわりのスキマフィル」という同じメーカーが出している商品があるのですが、あくまでもおすすめは「トイレのスキマフィル」です。名前の印象からは「水まわりのスキマフィル」を選びたくなりますが、こちらの内容物は透明ではなく白なので存在感がありますし、何より硬化後は剥がせません。
使用するのはトイレ以外の場所でも、「トイレのスキマフィル」を選んでくださいね。
アイデア2.ビルトインガスコンロやIHクッキングヒーターとカウンタートップのすき間
ここも、飛び跳ねた油や調味料などの汚れが詰まりやすいところです。マスキングテープでカバーするという方法もよく紹介されていますが、ここでは仕上がりがより目立たないスキマフィルをおすすめします。
トイレのすき間以外にも一度に数カ所に使用して、無駄なくまとめてできる予防的お掃除、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?
おすすめ商品:トイレのスキマフィル
引用元:シャープ化学工業
便器と床のすき間に塗布して、水や尿の浸入をブロックします。パックから出した直後はジェル状ですが、固まるとゴム状になります。固まってしまうと、きれいにはがすことができるので、取り替えも簡単。また透明で目立たないのも、うれしいポイントです。
商品名 | トイレのスキマフィル |
容量 | 100ml |
価格 | 1,540円(税込) |
まとめ
最近はお掃除の世界でも、「予防」という概念が広がっています。簡単、きれいが次へのモチベーションにつながるはずなので、いろいろ試してあなたに合った方法を見つけてくださいね。