編集部が選ぶ本日のおやつ
ジェラート・2種盛り550円(マンゴーは50円プラス)(税込)

新潟県三条市の福島新田、JA直売所「ただいまーと」の中に、知る人ぞ知るジェラート専門店がある。「Gelateria coco(ジェラテリア ココ)」。新潟県で初めてジェラートマエストロの称号を持つ店主が営む、小さいけれど本気のお店だ。
このお店、2025年に開催された世界大会「コッパ・ディ・オーロ」で、看板商品のマンゴーのジェラートが日本人として初参加・初優勝を飾った実力店。受賞以来ずっと、休日の混雑時には行列ができるほどの人気ぶりだ。
「世界一のマンゴー」と聞いては、行かないわけにいかない。さっそく足を運んで注文したのは、マンゴーと、はちみつ×ゴルゴンゾーラの2種盛り。
まずはマンゴーから。ひとくち口に含んだ瞬間、驚くほど滑らか。舌の上でするりと溶けていくのに、マンゴーそのものの爽やかな甘みと華やかな香りはしっかり主張してくる。果肉のジューシーさと、ジェラート特有のなめらかさが見事に両立していて、これが世界チャンピオンの実力かと納得した。
もう一方の、はちみつとゴルゴンゾーラは、正直「合うのかな?」と半信半疑で口に運んだ。ところがこれが意外にも絶品。はちみつのやさしい甘さと、ゴルゴンゾーラのきりっとした塩気・コクが互いを引き立て合っていて、後を引く美味しさ。甘いだけじゃない、大人な味わいだった。
実はこのお店、「100万人の笑顔のために」という理念を掲げている。オーナーの佐久間さんがジェラート作りを始めたきっかけは、「アレルギーを持つ子どもも食べられるおやつを作れないか」という相談だったそう。佐久間さん自身もアレルギーを持っていて、子どもも大人も安心して食べられる低アレルゲンスイーツの製造に取り組んでいるという。
元薬剤師としては、こういう作り手の背景を知ると、味わいがまた一段と深くなる。おいしさと安心、その両方を大事にする姿勢に、なんだか勝手に親近感が湧いてしまった。
素材そのものの力とつくり手の想いをここまで感じさせてくれるジェラートに出会えると、やっぱり嬉しくなる。おいしいものは、我慢しないで楽しむのが一番だと、あらためて思わせてくれた時間だった。
新潟に立ち寄ることがあれば、ぜひ「ただいまーと」まで足を延ばしてみてほしい。あの滑らかな口どけは、きっと忘れられなくなる。
本記事のライター Profile
赤川 亜紀子

元薬剤師。薬剤師として22年間勤務し、腸活歴は25年。体にいいことをあれこれ試すのが好きな健康オタクです。
その一方で、おいしいものとお酒も大好き。「健康のために我慢する」のではなく、おいしいものを楽しみながら健やかに暮らすことを大切にしています。
現在はライターとして、SEO記事やインタビュー記事、Webサイト・LPなど幅広く執筆。味はもちろん、素材や作り手のこだわりにも注目しながら、「本当においしい」と思えるスイーツをご紹介します。
