街中を歩いていると、ふとケーキショップに目が止まることありますよね。その時にはついつい1つだけならと寄り道したくなる人も多いことでしょう。
また、誕生日や記念日、お土産などさまざまなシーンに見かけるケーキですが、ショートケーキといった定番のものから、パイ系、タルト系のケーキなどたくさんの種類があります。
種類が豊富なことは喜ばしいことですが、それゆえにケーキ選びに迷うことも。「どういったケーキを選べばいいのかわからない」という疑問に答えるべく、今回はいいモノ.com編集部が厳選したケーキ10品をランキング形式でご紹介します。
目次
いいモノ.com編集部厳選!人気ケーキの種類ランキングTOP10
1位 ショートケーキ
1位に輝いたのは、ケーキの定番と言われる「ショートケーキ」でした。日本では、ショートケーキといえば、スポンジケーキに生クリームがついていて上にイチゴが乗っているものをイメージするでしょう。
しかし、ショートケーキはスポンジケーキをクリームやソースなどで組み合わせたケーキやビスケットなどスイーツ全体のことをいいます。「ショートケーキ」というものは日本特有の呼び方で、海外で「ショートケーキ」といってもこの生クリームの上に、イチゴが乗ったケーキは想像できません。
日本で初めて「ショートケーキ」が登場したのは大正時代。ケーキで有名な『不二家』の創設者藤井林右衛門によって作られたと言われています。
人気の理由にあがった声としては、「ケーキといえばショートケーキをイメージする」という意見が多く上がっていました。誕生日のお祝いやクリスマスには、生クリームにイチゴの乗ったケーキが出てくる家庭が多いようです。
生クリームの“白”とイチゴの“赤”がお祝いをイメージさせるともいわれています。それゆえに「ショートケーキ」は記念日やお祝いの定番のイメージがあるのではないでしょうか。
2位 モンブラン
2位にランクインしたのは「モンブラン」でした。「モンブラン」はスポンジの上に、栗のクリームをたくさん絞りかけて、その上に栗をのせたケーキをいいます。アルプス山脈に“モンブラン”という山がありそれが名前の由来です。
フランス語では“白い山”と言われていて、「モンブラン」に粉糖をまぶすのは白い山をイメージさせているとも。栗好きの人が栗をふんだんに使っているケーキであることが、人気の大きな理由として上がっており、そして山状になった見た目のきれいさも人気の理由として上がっています。
「モンブラン」は秋のイメージがあるので、ここまで人気があがるのは意外でした。しかし、芸術的な見た目が高級感を感じ、お土産にも持って行きやすく人気も上がってきているのではないでしょうか。
3位 チョコレートケーキ
3位に入ったのは「チョコレートケーキ」でした。「チョコレートケーキ」は一般的なスポンジ生地にプラス、ココアやチョコレートなどを加えたチョコレートのスポンジ生地を指しています。
そこにチョコレートクリームがトッピングされていたりと全体がチョコレートで作られているケーキを「チョコレートケーキ」と言われています。
「チョコレートが満載なのがいい」「チョコレートが好きなので」「チョコレートケーキ1つとってもさまざまな種類があるので、飽きがこない」などが、チョコレートケーキの人気の理由としてあがっています。
全てがチョコレートで作られていて、まさにチョコレート好きにはたまらないケーキなのですね。1位に輝いていた「ショートケーキ」に対して、お祝いや記念日には「チョコレートケーキ」がいいというチョコ派もいるよう。
4位 ベイクドチーズケーキ
4位に入ったのは「ベイクドチーズケーキ」です。「バスクチーズケーキ」という表面が黒いチーズケーキの登場で、再び注目を集めるようになったチーズケーキ。チーズケーキひとつとってもさまざまな種類があり、今回はチーズケーキの中でも定番といわれている「ベイクドチーズケーキ」がランクインしました。
“ベイクド”というのは“焼く”という意味でその名の通り、焼いたチーズケーキです。下に“ボトム”といわれるクッキー生地を砕いた下地がついたものを指しています。他のチーズケーキよりもしっとりとした食感が味わうことが。
チーズ好きということはもちろんのこと、「チーズの濃厚さはいい」「シンプルな見た目ではあるが、チーズの適度な甘さがよく、クッキー生地のサクッとした食感などさまざまな感触が味わえる」などの意見があがっています。
「ベイクドチーズケーキ」が一番チーズのよさが味わえ人気のようです。チーズ好きは「ベイクドチーズケーキ」を選びたくなるのですね。
5位 ガトーショコラ
5位にランクインしたのは「ガトーショコラ」でした。2位の「チョコレートケーキ」と「ガトーショコラ」はどう違うのでしょうか。「チョコレートケーキ」も「ガトーチョコラ」も2つともチョコレートケーキのことです。
「ガトーショコラ」はフランスのケーキでフランスでは、チョコレート菓子全般を指すよう。1980年代に日本に今の形になって登場し、親しまれるようになったといわれています。
「チョコレートケーキ」はチョコクリームなどがトッピングされているのに対し、「ガトーショコラ」はチョコレートクリームなどのトッピングはなく、濃厚なチョコレート生地の味わいが感じられる点も違う点ではないでしょうか。
「しっとりとした味わいで、チョコレートの風味も感じられる」「チョコレートの濃厚さは食べ応えがある」などが人気のポイントでした。
濃厚なチョコレートの味わいを感じたいという点で「ガトーショコラ」は人気があがっているようです。大人のチョコレートの味わいを求めたい人は「ガトーショコラ」がおすすめ。
6位 ミルクレープ
6位は「ミルクレープ」です。何枚ものクレープとクリームを重ねて作る、繊細でとろけるような口当たりが魅力。クレープを1枚ずつ剥がしながら食べるのか好き、という方もいるのでは?フランス菓子だと思われていることが多いのですが、実は日本発祥のケーキなんですよ。
日本の洋菓子店がミルフィーユを参考に考案したと言われています。当時はあまり売れ行きが良くなかったそうですが、あの大手コーヒーチェーン「ドトールコーヒー」が、元祖といわれるお店の許可を得て売り出したことがきっかけで爆発的にヒット。
今では街なかのケーキ屋さんでも当たり前のように見かけるケーキになりました。
「あの不思議な食感がいい」「初めて食べたときの衝撃が忘れられない」など、その独特の食感にも支持が集まりました。
名前の由来は、フランス語の「1,000(mille)」。つまりミルクレープは“1,000枚のクレープ”という意味。精巧に積み上げられたクレープとクリームが作り出す美しい断面、ユニークな食感、そして口の中に広がるハーモニーは、今でも特別なひとときを楽しませてくれます。
7位 フルーツタルト
7位にランクインしたのは「フルーツタルト」でした。香ばしく焼き上げたサクサクのタルト生地に、絶妙な甘さに仕上げたクリームを敷き、その上に旬のフルーツを美しくあしらった、目にも舌にも華やかなケーキです。手土産やギフトにも喜ばれますね。
冬から春にかけてはイチゴなどのベリー系、夏はブルーベリーやマンゴーなどのトロピカル系、秋はブドウや柿、リンゴなど、季節によってさまざまなフルーツがトッピングされ、カラフルなデザインも魅力です。
その季節だからこそ味わえる旬のフルーツがたっぷりなので、フルーツの新鮮さを存分に楽しめます。
「普段あまり買わないような豪華なフルーツがたくさんのっている」「季節によってフルーツが変わるから四季を感じられる」など、味はもちろん見た目も楽しんでいる方が多いようです。
フランス発祥のタルトですがその歴史は古く、起源は古代ローマまでさかのぼることができるのだとか。ラテン語で“丸い皿状のお菓子”という意味の「torta(トールタ)」が語源なのだそう。さまざまな変化を経て、今でも世界中で愛されているケーキなんですね。
8位 シュークリーム
8位は「シュークリーム」。ケーキ屋さんはもちろん、コンビニのスイーツコーナーでもお馴染みのケーキです。ふわっと空洞になるように焼き上げた生地に、クリームをたっぷり詰めたシュークリームは、小さな子どもから大人まで、世代を超えて愛される定番ケーキの一つですよね。
シュークリームの「シュー(chou)」とは、フランス語でキャベツのこと。丸くふわっと焼き上げた生地をキャベツに見立てたことで「chou à la crème(シュー ア ラ クレーム)」という名が付きました。ちなみに「シュークリーム」は和製英語なので、海外では通じないのでご注意を。
中のクリームは、定番の生クリーム、カスタードクリームのほか、チョコレートクリームやフルーツフレーバーのクリーム、アイスクリームなどを詰めることも。
「お店によって全然違うので、自分の好みを見つけられるのがいい」「口の中に入れた瞬間にとろけるのが最高」など、シンプルながらバリエーションが幅広いのも魅力の一つです。
9位 レアチーズケーキ
9位は「レアチーズケーキ」でした。4位の「ベイクドチーズケーキ」はオーブンで焼いて作るタイプ、そしてこちらの「レアチーズケーキ」は冷蔵庫で冷やして作るタイプです。
クリーミーでなめらかな食感と繊細な味わいが特徴。上品でまろやかな味わいと、口どけの良さがレアチーズケーキの魅力です。
クリームチーズを使っているのでベイクドチーズケーキより爽やかな味わいが特徴で、また、クリームチーズを加熱せずに使うので、チーズの風味を最大限に楽しめます。
「後味はさっぱりしているのにチーズの味わいが濃厚」「甘さの中に感じるチーズの塩味がいい」など、チーズ好きの方からも好評を得ていました。
砕いたクッキー生地を下に敷いた基本のレアチーズケーキだけでなく、まるでムースのようにふんわり仕上げたレアチーズケーキ、ガーゼに包んで販売されているレアチーズケーキなど、バリエーションも増えてきていますね。
10位 ティラミス
10位にランクインしたのは「ティラミス」です。マスカルポーネチーズとコーヒーリキュールをしみこませたスポンジ、ココアパウダーの層を重ねた、イタリア発祥のケーキです。
1990年頃には日本で社会現象となるほどのブームが起こりました。今ではイタリアンレストランやカフェ、洋菓子店はもちろん、コンビニでも必ずスイーツコーナーに並んでいるほど定着しています。
ティラミスはイタリア語で「tira(引っ張って)」+「mi(私)」+「su(上へ)」という3つの言葉を組み合わせた言葉。直訳すると「私を引っ張り上げて」、分かりやすく訳すと「私を元気づけて」という意味なのだそうです。
その味わいで気分が明るくなるケーキなので、大切なへのプレゼントにもぴったりですね。
「コーヒーのほろ苦さとマスカルポーネチーズのハーモニーがいい」「子供のころは苦手だったけど、大人になって食べたらおいしくて感動した」など、大人になったからこそおいしさが分かるケーキとも言えそうです。
まとめ
今回は、いいモノ.com編集部が厳選した「人気のケーキ」をご紹介しました。結果をみると、「ショートケーキ」をはじめ定番のケーキが上位に上がっています。
若い女性だと“新商品”など少し変わったケーキが人気になりそうですが、万人受けするのはやはり定番のケーキですね。誰かにプレゼントするのであれば、定番のケーキを選ぶといいでしょう。
誕生日や記念日などで食べるケーキは「ショートケーキ」というイメージがありましたが、今回の結果を受け、チョコレートケーキ派がいるということがわかりました。チョコレート好きには特に喜ばれるのかもしれませんね。
今回ご紹介したTOP10を、自分が食べるケーキはもちろん誰かにプレゼントする際の参考にしてみてください。
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