ひんやりおいしいアイスクリームは、甘いものが苦手な人でも食べられるスイーツのひとつ。子どもから大人まで食べられるものですよね。
熱い夏場は特に体を冷やすために食べる人もいるそうですが、最近では夏に限らず1年を通して冷凍庫にストックしている方も多いようです。種類も定番から季節限定、新商品などどれを選べばよいのか迷ってしまいます。
そこで今回は、いいモノ.com編集部が厳選した、全商品総合の人気アイスクリームTOP15をご紹介します。
目次
- 1 全商品総合の人気アイスクリームTOP15
- 2 第1位:ロッテ 雪見だいふく
- 3 第2位:グリコ パピコチョココーヒー
- 4 第3位:森永 ピノ
- 5 第4位:森永製菓 チョコモナカジャンボ
- 6 第5位:明治 エッセルスーパーカップ 超バニラ
- 7 第6位:森永乳業 PARM チョコレート
- 8 第7位:ハーゲンダッツミニカップ マカデミアナッツ
- 9 第8位:森永 MOW バニラ
- 10 第9位:ロッテアイス BIGスイカバー
- 11 第10位:森永乳業 ピノ チョコアソート
- 12 第11位:森永製菓 板チョコアイス
- 13 第12位:フタバ食品 サクレレモン
- 14 第13位:赤城乳業 ガツン、とみかん
- 15 第14位:竹下製菓 ブラックモンブラン
- 16 第15位:赤城乳業 ガリガリ君ソーダ
- 17 まとめ
全商品総合の人気アイスクリームTOP15
第1位:ロッテ 雪見だいふく
引用URL:ロッテ
堂々の第1位は『ロッテの雪見だいふく』です。雪見だいふくの発売は1981年。早くも40年が過ぎました。発売当時は求肥とアイスクリームの組み合わせが新鮮で、初めから話題の商品でしたね。
実は雪見だいふくが発売される前年の1980年に『わたぼうし』という、求肥ではなくマシュマロを使用したアイスクリームが発売されていました。ところが開発担当者が「もっと日本人好みのアイスクリームにしたい」とさらに開発したのがこの雪見だいふくです。
そのかいあって、40年以上に渡り多くの人に愛されるロングラン商品に成長しました。冬でも食べたくなるアイスクリームの筆頭と言っても過言ではありませんね。
商品名 | 雪見だいふく |
内容量 | 47ml×2個 |
第2位:グリコ パピコチョココーヒー
引用元:グリコ
第2位は『グリコ パピコチョココーヒー』です。パピコチョココーヒーは1977年発売。おなじみのチューブタイプの容器にさっぱりとした味わい、2人で分け合えるところも好評です。チョココーヒーの前に発売されていたのが、乳酸菌飲料味の『ホワイトサワー』でした。
当時はどちらも水分が多いガリガリ食感でしたが、時代とともに好みが変わり1998年になめらか食感に変えたそうです。それが見事に当たり、さらに売上を伸ばしました。チョココーヒーはほんのりとした苦味もあり、なめらかさと相まって大人にも大人気です。
商品名 | パピコチョココーヒー |
内容量 | 80ml×2本 |
第3位:森永 ピノ
引用元:森永乳業
第3位は『森永 ピノ』です。ピノが生まれたのは1976年。日本では初めての一粒タイプのアイスクリームです。開発のきっかけは「新しいタイプのアイスを提供したい」との思いから作ったそうです。
そのピノは発売からしばらく「エスキモー」ブランドだったことをご存じですか?正確には1979年から2010年までが『エスキモー ピノ』でした。
エスキモーブランドは、1979年当時世界最大のアイスクリームメーカー「ユニ・リーバ社」と森永乳業が技術提携した際に生まれたブランドでしたが、2010年森永乳業に変更になっています。「エスキモー」のブランド名、もう知らない方も多いと思いますが、知っている人にはとても懐かしい名前ですよね。
商品名 | ピノ |
内容量 | 10ml×6個 |
第4位:森永製菓 チョコモナカジャンボ
引用元:森永乳業
第4位は『森永製菓 チョコモナカジャンボ』です。チョコモナカジャンボも誕生から50年経ちました。初めは『ジャンボ』はつかず『チョコモナカ』という商品名で、価格も当時は50円。アイスクリームは50円が当たり前の時代でした。
それからセンターにチョコソースが入り、サイズが大きくなり、チョコソースがぱりぱりチョコに変更され、さらに大きくなり、モナカのぱりぱり感がアップして……。と、進化が止まりません。これから100年に向けてどんな進化を遂げるのか楽しみですね。
商品名 | チョコモナカジャンボ |
内容量 | 150ml |
第5位:明治 エッセルスーパーカップ 超バニラ
引用元:明治
第5位は『明治エッセルスーパーカップ超バニラ』です。初めてスーパーカップを見た時は、あまりの大きさに驚いた方も多かったのではないでしょうか。それくらいインパクトがありました。ただ名称は当初、『エッセル』のみで『スーパーカップ』はついていませんでした。
『スーパーカップ』とついたのは発売から3年後の1994年です。味の濃さとボリュームが『スーパー』なので『スーパーカップ』にしました。ちなみに『エッセル』は「Excellent(エクセレント=非常に優れた)」と「Essential(エッセンシャル=絶対に必要な・基本的な・主要な)」から名付けたそうです。
商品名 | エッセルスーパーカップ超バニラ |
内容量 | 200ml |
第6位:森永乳業 PARM チョコレート
引用元:森永乳業
第6位は『森永乳業 PARMチョコレート』です。なめらかさにとことんこだわったのがこのパルムシリーズ。チョコレートはなめらかさに加えてトロリと溶ける濃厚なチョコレートが特徴です。おいしさの秘密はフリージングとオリジナルレシピで作ったチョコレート。
フリージングは急速冷凍することで氷の結晶を細かく保ちアイスクリームのなめらかさを、チョコレートは体温で溶けるようにコントロールしたオリジナルレシピです。さらにアイスクリームにはマスカルポーネチーズを使用してミルク感をアップさせています。パリパリしないチョコレートアイスならパルムで決まりです。
商品名 | PARMチョコレート |
内容量 | 55ml×6本 |
第7位:ハーゲンダッツミニカップ マカデミアナッツ
引用元:ハーゲンダッツ
第7位は『ハーゲンダッツミニカップ マカデミアナッツ』です。最初に食べた高級アイスがハーゲンダッツだったという方も多いのではないかと思います。1961年にアメリカで生まれたハーゲンダッツが世界へと進出し始めた1980年代、日本にはアイスクリームの輸入制限があったため「ハーゲンダッツジャパン」を設立しました。
1990年に輸入制限が解除されましたが、現在でも世界中でハーゲンダッツの生産ができる工場は、日本を含め3か国にしかありません。日本国内で販売されているハーゲンダッツはすべて国内で生産されています。ちなみにハーゲンダッツが生産できる工場をもつ残りの2か国は、アメリカとフランスです。
商品名 | ハーゲンダッツミニカップ マカデミアナッツ |
内容量 | 110ml |
第8位:森永 MOW バニラ
引用元:森永
第8位は『森永 MOW バニラ』です。MOWは皆さんもご存じの通り、濃厚なミルク感が特徴のアイスクリームです。初めて食べた時には「この品質がこの価格でいいの?」と驚いたものです。アイスクリームの種類別でもMOWバニラは「アイスクリーム」。「アイスミルク」や、もちろん「ラクトアイス」でもありません。
原料も高級アイス並で、脱脂濃縮乳(生乳や牛乳から乳脂肪を除いて濃縮したもの)や生クリームを使用。乳化剤や安定剤も使っていませんし、バニラフレーバーにもこだわっていて約100種類を吟味し数種類をブレンドしています。
これだけ素材や製法にこだわったアイスクリームが、ノベルティアイスとして販売されている例は他に聞いたことがなく、ランクインも納得です。
商品名 | MOW バニラ |
内容量 | 140ml |
第9位:ロッテアイス BIGスイカバー
引用元:ロッテ
第9位は『ロッテアイスBIGスイカバー』です。BIGスイカバーは、シャリシャリした食感とスイカのような見た目が夏にぴったりの氷菓。黒く見えるスイカの種はチョコレートコーティングのパフが使われています。これは、チョコチップでは固くてスイカのイメージにはそぐわないと、試行錯誤の結果たどり着いたそうです。
アイスクリームに限らず、お菓子のフレーバーにスイカは珍しいですよね。よく見かけるものはイチゴ・メロン・バナナなど。実はスイカ味を再現するのはすごく難しいんだとか。
スイカ味にしようとすると青臭さが出てしまい、スイカのおいしさがなかなか表現できなかったそうですが、苦労の末なんとか現在の風味を出すことに成功したそうです。何気なく食べていたBIGスイカバーにも人知れず苦労があったんですね。
商品名 | BIGスイカバー |
内容量 | 125ml |
※現在、販売を終了している場合がございます。
第10位:森永乳業 ピノ チョコアソート
引用元:森永乳業
全商品総合アイスクリームランキング第10位は『森永乳業 ピノチョコアソート』です。第3位の『6粒入りピノ』に続くランクインです。小さい頃から当たり前のように食べてきたピノですが、6位のパルムと同様パリパリしないチョコレートが使われていることにお気づきですか?
今でこそ「体温で溶けるようにコントロールされたチョコレートを作りました」という言葉にも「なるほどね」という反応ができますが、ピノが発売された1976年にすでにそこまでのこだわりがあったのは驚きです。またアイスクリームにも練乳を使用してミルクの風味やコクをアップ。これだけの人気にはやはり理由がありますね。
商品名 | ピノ チョコアソート |
内容量 | 10ml×24粒 |
第11位:森永製菓 板チョコアイス
引用元:森永製菓
第11位は「森永製菓 板チョコアイス」です。チョコレートをたっぷり味わいたい時にチョイスしたいのが板チョコアイス。板チョコアイスには、ただ冷やしただけのチョコレートでは再現できないくちどけがあります。
食べ始めはパリッとした板チョコの食感、でもその後はアイスクリームと溶け合い、板チョコアイスにしかないおいしさが広がります。チョコレートには一部、ベルギー産のチョコレートを使用しているからこそ出せる風味があり、全体の45%がチョコレートでもくどくならず最後までおいしく食べられます。
チョコレート好きな人以外にもおすすめできる、本格的チョコレートアイスです。
商品名 | 板チョコアイス |
内容量 | 70ml |
第12位:フタバ食品 サクレレモン
引用元:フタバ食品
第12位は『フタバ食品 サクレレモン』です。かき氷アイスはたくさんありましたが、サクレレモンはレモンのスライスが乗ったかき氷という点が発売当初から珍しく、決して目立つパッケージではないのに「見かけたら絶対買う」人も多かったようです。
意外なところでは、妊娠中の女性に人気なんだとか。つわり真っ最中に、氷とレモンのさっぱりとしたさわやかさが助けになるようですよ。人によって違いはありますが、つわりで苦しんでいる方、ぜひ一度食べてみてください。
商品名 | サクレ レモン |
内容量 | 200ml |
第13位:赤城乳業 ガツン、とみかん
引用元:赤城乳業
第13位は『赤城乳業 ガツン、とみかん』です。
『ガツン、とみかん』は、みかん味のアイスキャンディにみかんの果肉がたっぷり入ったみかん尽くしのアイスです。みかんを食べるか『ガツン、とみかん』を食べるか、と言われるほどみかんが味わえます。
『ガツン、とみかん』は1998年発売で、すでに20年を過ぎています。そして『ガツン、とみかん』はノベルティとマルチで味が違っています。
ノベルティの『ガツン、とみかん』はみかん果汁・果肉40%入り。一方マルチの『ガツン、とみかん』はみかん果汁・果肉30%。この10%の違いが思いのほか大きいようで、実際に食べ比べてみると「全然違う」と思うそうです。
みかんが好きな方、ぜひお試しあれ。
商品名 | ガツン、とみかん |
内容量 | 90ml |
第14位:竹下製菓 ブラックモンブラン
引用元:竹下製菓
第14位は『竹下製菓 ブラックモンブラン』です。
「竹下製菓」は佐賀県にある会社で『ブラックモンブラン』も1969年発売と、歴史は長いものの九州地方中心の販売で、関西や関東などではあまり見かけることもありませんでした。ところが近年、ネットでの販路拡大など日本全国どこに住んでいても購入できる環境が整い、見事にランクインしています。
ブラックモンブランという名称は、竹下製菓の前会長竹下小太郎氏がアルプス山脈を訪れた際、「この真っ白な山にチョコレートをかけて食べたらさぞおいしいだろう」と話したことが由来です。累計で10億本も売れたというブラックモンブランの勢いはまだ続きそうです。
商品名 | ブラックモンブラン |
内容量 | 109ml |
第15位:赤城乳業 ガリガリ君ソーダ
引用元:赤城乳業
第15位は『赤城乳業 ガリガリ君ソーダ』です。『ガリガリ君』と言えば氷菓の代表のような存在。1981年の発売以来多くの人に愛されています。とはいえ、当初は苦戦していたそうです。
1980年代、アイスキャンディの販路はまだ駄菓子屋さんなどの小売店が半分以上を占めていました。その頃すでに大手のメーカーが売り場を押さえていたため、ガリガリ君を置く場所の確保さえ苦労を強いられていました。そんな時、出店数が増えていたコンビニエンスストアに販路を見出し、販売を強化したことにより、10年間で売上が3倍にまで伸びました。
商品事態も、薄いアイスキャンディの膜にかき氷を入れ崩れにくくしたり、添加物を天然のものに替えたり、合成着色料の使用を中止したりと何度も改良を重ねています。さまざまな苦難を乗り越え、現在のように氷菓の代表格という地位にまで上り詰めたんですね。
商品名 | ガリガリ君ソーダ |
内容量 | 105ml |
まとめ
今回は、全商品総合アイスクリームランキングTOP15をいいモノ.com編集部が厳選してご紹介しました。
ランキングは発売から20年以上のロングラン商品が上位を占めています。どの商品も開発や販売に苦労した様子が垣間見え、簡単に購入できて当たり前のように食べているアイスクリームのありがたさを、強く感じました。今回ご紹介したアイスクリームは、これからもずっと支持されるのではないでしょうか。
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