あなたは、朝食はパン派、それともご飯派ですか? 2021年12月にネスレ日本株式会社が行った調査によると、パン派が63%、ご飯派が37%と、パン派がご飯派を大きく上回る結果に。パン派のコメントには「手軽」「簡単」というワードが多くみられ、慌ただしい平日の朝はトーストとコーヒーでササッと済ませたいという気持ちがうかがえます。
しかし、休日の朝食となるとどうでしょう。穏やかな休日の朝は、ゆったりと贅沢に過ごしたいものです。そんなときにぴったりなのが、クロワッサン。好きなパンランキングでも常に上位に入る人気のクロワッサンですが、今回おすすめするのは冷凍クロワッサンです。
以下では、なぜ冷凍がおすすめなのかの理由とともに、編集部が厳選したぜひ試していただきたい冷凍クロワッサン4選をご紹介します。きっと周りの人にも、「クロワッサンは冷凍じゃなきゃ」とすすめたくなるでしょう。
目次
クロワッサンって、どんなパン?
クロワッサンとは、バターをパン生地に折り込んで焼いたもの。香ばしく焼けた表面のサクサク食感と、ふんわりと層になった内側の軽い食べ心地のコントラストに、バターの風味が溶け合う味わいがたまりません。
クロワッサンのルーツは、意外なことにオーストリアにあります。17世紀後半にマリー・アントワネットが、後のフランス国王ルイ16世に嫁ぐ際に持ち込んだものなんだとか。それが進化して、パン生地にバターを折り込む現在のスタイルになったのだそうです。
このパン生地にバターを折り込んでつくる層が、クロワッサンの美味しさの秘密。層の数や厚みは職人によってさまざまです。層が多ければ繊細に、層が少ないとザクザクとした噛み応えのある食感になり、またバターの配合比率によっても風味や食感が異なります。
さらに、バターは食べごろのタイミングにも大きく影響します。クロワッサンは焼きたてではなく冷めた方が美味しいとされるのは、焼いた直後は溶けたバターで生地がしっとりしているから。少し冷めて油脂分が固まることで、あのザクザク感が生まれるのです。
ただし、あまり時間がたちすぎると空気中の水分を吸収してしまい、せっかくのサクサク食感が損なわれてしまいます。クロワッサンをもっとも美味しく食べられるのは、粗熱が取れてから1~2時間程度。つまり家で焼き上げる冷凍クロワッサンなら、そのベストなタイミングを逃さず味わうことができるというわけなのです。
最後にご家庭で焼く際の注意点をいくつかまとめて、おすすめの冷凍クロワッサンの紹介へと移ります。
作り方をしっかり読む
解凍時間や焼成時間など、商品によって作り方はさまざまです。富澤商店のように解凍後、しっかり発酵させないと生地が膨らまないものや、ピカールのように解凍の必要がなく、うっかり早く冷凍庫から出してしまうことで形が崩れてしまうものなど、独特なタイプのものもあるので注意が必要です。焼くだけだからと侮らず、作り方をしっかり読んでから始めましょう。
調理器具はどちらかというとオーブンがおすすめ
オーブンでもオーブントースターでも焼けるものがほとんどですが、オーブンに比べてオーブントースターは熱源が近いので、どうしても焦げやすくなります。オーブントースターで焼く場合は、様子を見ながらアルミホイルで覆うなどしてください。
初めて焼くときは、こまめに焼け具合をチェックする
作り方にはオーブンやオーブントースターの温度や設定時間などが記載されていますが、使用する器具や機種によって熱量が異なるので、あくまでも目安として考えてください。ご家庭の器具で好みの焼き加減のベストなタイミングを計ることも、美味しさの秘訣です。
出典:山崎製パン オフィシャルサイト「パンの歴史館」
https://www.yamazakipan.co.jp/stylebook/pan-history/chapter/index02.html
富澤商店 冷凍ミニクロワッサン
画像引用&販売サイトURL:https://tomiz.com/item/00066201
富澤商店は、8,000点以上の製菓・製パンの材料や器具を扱う専門店。パンづくりを知り尽くした富澤商店が製造販売する冷凍クロワッサンは、間違いのない美味しさです。焼き上がり10cmほどの小ぶりなサイズで、サクフワ食感でほんのり甘さを感じるやさしい味わいがどこかなつかしい。
作り方は、いたって簡単。基本的には解凍してから、オーブンかオーブントースターで焼くというシンプルな工程です。ただし富澤商店のクロワッサンは、約50分かけて解凍させた後、さらに90分発酵させなければなりません。放置するだけとはいえ、2時間以上とは少々長丁場です。前日の夜から冷蔵庫に移して、解凍しておくとよいでしょう。
商品名 | 冷凍ミニクロワッサン |
価格 | 626円(税込) |
個数 | 約250g(10個) |
保存方法 | -18℃以下で保存 |
賞味期限 | 製造日より50日 |
公式サイト | 富澤商店 |
カルディ オスカーモンドクロワッサン
画像引用&販売サイトURL:https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4940072300201
カルディの冷凍商品の中でも大人気の「オスカーモンド クロワッサン」です。原産国はフランスで、ヨーロッパ産の発酵バターが原材料の25%配合されており、よりコクと香りの深いリッチなバター風味が楽しめます。
凍った生地の状態では1cmほどの厚みが、焼き上がるとしっかりとふくらんで大人の手のひらくらいの大きさになります。表面はカリッと、中はふわっともちっとした食感。
甘さは控え目なので、ハムや野菜などの具材をはさんでクロワッサンサンドにするのもおすすめです。
商品名 | オスカーモンドクロワッサン 5p |
価格 | 570円(税込) |
内容量 | 275g(5個) |
保存方法 | -18℃以下で保存 |
賞味期限 | 商品ラベルに記載 |
公式サイト | カルディコーヒーファーム |
ピカール クロワッサン
画像引用&販売サイトURL:ピカールオンライン
フランス生まれのピカールは、「美味しさ」「品質」「食欲をそそる美しい見た目」にこだわる冷凍食品専門店。本格的なフランス料理から日常のお料理に便利な食材まで、豊富な商品ラインナップが魅力です。
中でも高い人気を誇るクロワッサンは、本場の焼きたての美味しさが味わえると評判です。ピカールが2020年よりお客様を対象に行っているアンケート「ピカール総選挙」においても、3年連続1位に選ばれています。
外サクサク、中ふんわりきめ細かい食感が特徴。フランス南西部シャラント県産の発酵バターを24%使用しているのに、小麦粉や平飼い卵との味や香りのバランスがとてもよく、想像よりもまろやかな風味に仕上がっています。
商品名 | クロワッサン |
価格 | 799円(税込) |
内容量 | 440g(8個) |
公式サイト | ピカールオンライン |
業務スーパー フレンチミニクロワッサン生地
画像引用URL:https://www.gyomusuper.jp/product/detail.php?go_id=2667
業務スーパーは「毎日がお買い得」をコンセプトに、「プロの品質とプロの価格」で商品を提供する、一般の人にも大人気のスーパー。最近は輸入食材も豊富でますます人気が高まる中、フランス産の冷凍ミニクロワッサン生地は発売以来入手困難が続く商品です。
なんといっても驚くべきはその安さ。ミニとはいえ、10個入りで343円(税込)というから、いつ行っても売り切れているというのもうなずけます。
フランス産の3つの商品の中ではもっともあっさりとした印象ではあるものの、発酵バターが18%配合されており、やや甘さを感じる味わいです。食感は外サクサク、中はふんわりというよりももっちりとした印象。見つけたらすぐにゲットすることをおすすめします。
商品名 | フレンチミニクロワッサン生地 |
価格 | 343円(税込) |
内容量 | 240g(10個) |
保存方法 | -18℃以下で保存 |
公式サイト | 業務スーパー |
まとめ
ご紹介した冷凍クロワッサン4選は、とてもコスパのよいものばかりなので、ぜひどれも試していただきたいのですが、手っ取り早く好みのものを食べたいという方のために簡単にまとめておきます。
少し甘めのおやつっぽいタイプがお好みの方には、富澤商店か業務スーパーのものがおすすめです。クロワッサンらしい風味がお好きな方は、カルディかピカールをおすすめします。
中でもカルディはリッチなバター風味で、日本人が好きなもっちり食感が特徴です。ピカールは素材のコンビネーションがバランスよくまとめられていて、ふんわりときめの細かさを感じさせる食感で、それぞれにタイプの異なる味わいです。あなたはどちらを選びますか?
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