和紅茶百花 アールグレイ 1袋 2g×5包 810円(税込) 購入ページはこちら
紅茶というと、インドやスリランカなど海外の産地を思い浮かべる人が多いかもしれません。けれど、日本国内で育てられた茶葉を使い、日本で紅茶に仕上げた「和紅茶」も、少しずつ身近な存在になっています。
和紅茶の魅力は、紅茶らしい香りを楽しみながらも、穏やかでやさしい味わいを楽しめるところ。農林水産省からも、日本で栽培・加工された和紅茶について「やさしい甘さとすっきりとした味わい」が特徴と紹介されています。
特に渋みの強い紅茶が苦手な人にとっては、和紅茶は試してみる価値のある選択肢。砂糖やミルクを加えなくても飲みやすく、和菓子や食事とも合わせやすいのが特徴です。
そんな「和紅茶」の品種や、製造工程・海外の紅茶との違いや魅力を、『和紅茶百花』を展開するVITABOX株式会社の代表取締役の尾崎さんにお話を伺いました。
純国産の紅茶という「和紅茶」の存在

「和紅茶」とは、一般的に日本国内で栽培された茶葉を使い、日本国内で製造された紅茶を指します。農林水産省も「日本で栽培および加工された紅茶」と紹介しており、日本茶の一ジャンルとして楽しめる存在です。
そもそも紅茶と緑茶は、まったく別の植物から作られているわけではありません。どちらも基本的には同じ茶の木の葉が原料です。大きな違いのひとつが、茶葉をどのように加工するかという点。緑茶は酸化を止めて加工するのに対し、紅茶は茶葉を酸化させて仕上げます。
日本では長く緑茶が親しまれてきたため「日本のお茶=緑茶」というイメージが強い傾向に。しかし、国内の茶葉を紅茶に仕上げる取り組みには長い歴史があり、現在では全国各地の茶園で個性豊かな「和紅茶」が作られています。
「和紅茶」の楽しみ方のポイントは、日本で育った茶葉ならではの繊細な風味を味わえること。海外の紅茶に比べて渋みが少ないものも多く、自然な甘みや丸みのある口当たりを感じられるものが多い傾向にあります。もちろん「和紅茶」とひと口にいっても、産地や品種・製法によって味わいはさまざまです。
「VITABOX株式会社」が展開する『和紅茶百花』も、日本各地の優れた茶園から「和紅茶」を厳選して届けるブランド。健康にこだわった「和紅茶」や、日本の気候や風土が育んだ、渋みが少なくほのかな甘みを持つ「和紅茶」の魅力を発信しています。
日本茶向きの茶の木・紅茶向きの茶の木

同じお茶の木から作られるお茶でも、品種によって得意とする味わいは異なります。日本では緑茶用品種が広く栽培されてきましたが、紅茶向けに育成された品種もあるということをご存じでしたか?
日本で一番生産されているのは「やぶきた」
日本茶を代表する品種として知られている「やぶきた」。日本で広く栽培されている品種で、緑茶のイメージが強い品種ですが、紅茶に仕上げることもできます。
『和紅茶百花 やぶきた』は、そんな日本茶品種の「やぶきた」を和紅茶に仕上げた商品です。公式ショップでも、優しい風味が特徴で、ティータイムだけでなく食事との相性もよい「和紅茶」として紹介しています。
緑茶として飲み慣れている品種でも、紅茶になると香りや味わいの印象が変わるのがおもしろいところ。同じ茶葉の「別の顔」を楽しむような感覚で味わえるでしょう。
紅茶に向いた品種は「べにふうき」
「べにふうき」は、日本で生まれた紅茶用品種として知られる茶葉です。和紅茶の代表的な品種のひとつで、華やかな香りやしっかりした風味を楽しめます。
『和紅茶百花』の「べにふうき」は、公式ショップで「優しい香りとほのかな甘み」が特徴。また、2026年には「べにふうき」を100%使用したコラボ商品も発売され、華やかで凛とした香りと、砂糖を加えなくても楽しめるほのかな甘みを紹介しています。
やぶきたが持つ穏やかさと、べにふうきの華やかさ。品種の違いを意識して飲み比べると、「和紅茶」の奥深さがより分かりやすくなるでしょう。
茶葉の摘む・きざむ・もむ・焙煎・抽出とは

一杯の紅茶になるまでには、茶葉を育てるだけでなく、摘み取りから製造・仕上げ、そして抽出まで、さまざまな工程があります。茶葉の扱い方が少し変わるだけでも、香りや味わいは変化します。
茶葉として流通するまでの工程をたどる
紅茶の基本的な製造工程では、摘み取った茶葉をしおれさせる「萎凋(いちょう)」・茶葉を揉む「揉捻(じゅうねん)」・酸化を進める工程、そして乾燥などを経て仕上げていきます。
緑茶と紅茶の違いを生む大きなポイントが、茶葉の酸化です。摘み取った茶葉を適切に扱い、酸化を進めることで、紅茶特有の色や香り、味わいが生まれるのです。
その後、茶葉の大きさや形を整え、必要に応じて仕上げ加工を行います。茶葉の製造では、時間や温度などを管理しながら仕上がりを調整することが重要です。お茶の製造工程では選別や火入れなどを行い、焙煎の時間や技術によって風味が変化するのだと尾崎さんも話してくれました。
手づみにこだわる理由ときざみ・もみの工程
茶葉を摘む方法には、機械を使う方法と、人の手で摘み取る方法があります。手摘みでは、茶葉の状態を確認しながら必要な部分を選んで摘み取れるのが魅力です。
特に繊細な茶葉を扱う場合には、葉の大きさや状態を見ながら収穫することが、その後の品質にも関わります。
摘み取られた茶葉は、そのままでは紅茶にはなりません。茶葉を揉むことで細胞を傷つけ、内部の成分が酸素に触れやすくなります。こうして酸化が進み、紅茶らしい色や香りが生まれるのです。
「摘む」「きざむ」「もむ」という一つひとつの工程には、茶葉をおいしい一杯へ変えていく意味があります。完成した紅茶だけを見るのではなく、その背景にある工程を知ると、いつもの一杯が少し違って感じられそうです。
焙煎の加減と抽出の時間がもたらす妙とは
紅茶では、一般的に緑茶のような「焙煎」そのものよりも、酸化と乾燥によって香りや味わいを作る工程が重要です。さらに商品によっては仕上げの火入れなどによって香りを整えることもあります。
そして、最後に大切なのが「淹れ方」です。同じ茶葉でも、湯温や抽出時間によって、感じる香りや渋みは変わります。
紅茶は基本的に高めの温度のお湯で抽出することで、茶葉の香りや成分を引き出しやすくなります。一般的に紅茶は、90~100℃のお湯を注いで30秒~1分程度蒸らすのが目安です。
もちろん商品によって適した淹れ方は異なるため、まずはパッケージの表示に従うのがおすすめ。自分好みの抽出時間を探すのも「和紅茶」を楽しむ醍醐味です。
「和紅茶」と外国産の紅茶の違い

「和紅茶」と外国産の紅茶は、どちらが優れているというものではありません。産地や品種、製法によって、それぞれに違った魅力があります。
そのうえで、和紅茶には日本ならではの穏やかな味わいを楽しめるものが多いと、尾崎さんは言います。
渋みと香りが強めな外国産の紅茶の特徴
インドやスリランカなどで作られる紅茶には、産地ごとの個性的な香りやコク、渋みがあるのだそうです。
しっかりした味わいの紅茶は、砂糖やミルクを加えても風味が負けにくく、ミルクティーにも向いています。朝食や濃厚な洋菓子など、力強い味わいを楽しみたいときにもぴったりです。
一方で、紅茶特有の渋みが苦手という人にとっては、ストレートでは少し飲みにくく感じることもあるのだとか。
渋みが少なく甘みを感じる「和紅茶」の特徴
和紅茶は、渋みが少なく、ほのかな甘みを感じやすいものが多いのが特徴です。『和紅茶百花』も、日本の気候や風土が育む「渋みが少なくほのかな甘みを持つ和紅茶」を魅力として紹介しています。
たとえば「やぶきた」は優しい風味、「べにふうき」は優しい香りとほのかな甘みが特徴なのだそう。
砂糖を加えずストレートで味わえば、茶葉そのものが持つ香りや甘みを感じやすくなります。「紅茶は少し渋い」という人こそ、一度ストレートの「和紅茶」の味わいを試してみるといいでしょう。
「和紅茶」が和菓子によく合う理由
「和紅茶」と和菓子の相性がよい理由のひとつは、味わいがぶつかりにくいことです。
あんこや羊羹、芋ようかんなどの和菓子は、素材そのものの甘さを楽しむものが多いもの。そこに渋みや香りが強すぎない和紅茶を合わせると、お菓子の甘さを引き立てながら、口の中をすっきりさせてくれます。
和紅茶は和菓子だけでなく、食事との相性も魅力。『和紅茶百花』の「やぶきた」も、ティータイムだけでなく食事との相性がよいのだと、尾崎さんが話してくれました。
和紅茶専門店「和紅茶百花」

『和紅茶百花』は、日本国内の優れた茶園から和紅茶を厳選して届ける「VITABOX株式会社」の「和紅茶」ブランドです。日本各地の茶葉を扱うことで、産地や品種による味わいの違いを楽しめるのが魅力です。
「和紅茶百花」がこだわり続けるもの
『和紅茶百花』が大切にしているのは、日本の気候や風土が育んだ「和紅茶」の魅力を、より多くの人に知ってもらうこと。
「和紅茶」と一括りにしてしまえば同じように見えても、使う品種や産地によって味わいは大きく異なります。
実際に『和紅茶百花』では『和紅茶百花 やぶきた』や『和紅茶百花 べにふうき』だけでなく、熊本県産和紅茶に甘夏みかんのオイルを合わせたオリジナルの『和紅茶百花 アールグレイ』なども展開しています。
さらに2026年には、出雲で育った茶葉を使った『出雲和紅茶』シリーズも登場。『琥珀』は緑茶品種の茶葉を紅茶に仕上げ、なめらかな口当たりと自然な甘みを特徴とし『神苑』はべにふうきを使い、華やかで凛とした香りを楽しめる商品です。
『和紅茶百花』の商品ラインナップ
現在の公式ショップでは『和紅茶百花 やぶきた』『和紅茶百花 べにふうき』『和紅茶百花 アールグレイ』のほか『出雲和紅茶―琥珀&神苑―』など、さまざまな商品が展開されています。
定番の『和紅茶百花 やぶきた』から、香りをプラスした和紅茶百花 アールグレイ』、地域性を楽しめる『出雲和紅茶』まで、選択肢があるのがうれしいところ。
最初は飲みやすい「やぶきた」から、香りを楽しみたいときには『和紅茶百花 べにふうき』、少し個性的な味わいを試したいなら『和紅茶百花 アールグレイ』というように、その日の気分で選ぶのもおすすめです。
「和紅茶」は『芋ようかん』と楽しむのにピッタリ!

和紅茶と一緒に味わいたい和菓子として、ぜひおすすめしたいのが舟和の『芋ようかん』です。
さつまいもの自然な甘みと、ほっくりとした食感が魅力の『芋ようかん』。そこに和紅茶を合わせると、芋の甘さをしっかり味わったあとに、お茶のすっきりした風味が口の中を整えてくれます。
特に、渋みが穏やかでほのかな甘みを持つ和紅茶なら、芋ようかんの素朴な味わいを邪魔しません。ひと口の芋ようかん、ひと口の和紅茶と交互に味わえば、さつまいもの甘みと茶葉の香りが重なり、落ち着いたティータイムを楽しめます。
洋菓子と紅茶という定番の組み合わせとは少し違う「和菓子と和紅茶」という楽しみ方。日本で育った茶葉だからこそ、日本のおやつとの相性がいいのもうなずけます。
「和紅茶」は、特別な日のためだけのお茶ではありません。仕事や家事の合間、午後のおやつ、食後のひとときなど、日常のさまざまな場面に寄り添ってくれる紅茶です。
主張しすぎない柔らかな香りと、ふんわり感じる自然な甘み。いつもの紅茶とは少し違う一杯を探しているなら、ぜひ「和紅茶」の世界を感じてみてください。
本記事のライター Profile
YUMI

スイーツの中でも生クリームが大好きで、生クリームを使ったスイーツには目がない。
生クリームを使ったスイーツを見つけるとついつい買ってしまうため、なんのかんのと平均月10個は生クリーム系スイーツを購入してしまうほど。
最近バタークリームにも目覚めたので、美味しいバタークリームを使ったスイーツを探索中。
編集歴は20年以上。動物や健康などの記事のほか、旅行雑誌やムックなども手がける。国内旅行の記事を担当することが多かったため、地方のスイーツにも明るい。 つい食べ過ぎてしまい、常に体重の増加と闘っている。
本記事の監修者

監修者・パティシエ
伊東福子
兵庫県芦屋市「ポッシュ・ドゥ・レーヴ芦屋」オーナーシェフパティシエール。神戸海星女子学院大学卒業後、フランス・リッツエスコフィエへ短期留学。代官山ル・コルドンブルー東京校で製菓ディプロムを取得し、パレスホテル東京などで研鑽。「ジャパンケーキショー東京」連合会会長賞受賞。素材の個性を活かした繊細で驚きのある菓子づくりに定評があり、近年はグルテンフリーなどライフスタイルに寄り添うスイーツにも注力。日常にやさしい余韻を届けている。

ガイド・パティシエ
勝目響日
辻製菓専門学校を卒業後、五つ星ホテルやイタリア伝統菓子店、海外のホテルやカフェで腕を磨く。約100年の歴史を持つ鎌倉の老舗企業でも勤務し、日本文化への感性も大切にしている。日本とヨーロッパの技術を基盤に、現在はオーストラリアを拠点に新たな表現を追求中。

いいモノ.com編集部・スイーツ担当
ライター・カメラマン・フードスタイリスト
浅井宏美
大学院卒業後、タウン情報誌の編集者として約16年間勤務。“毎日の生活をちょっと楽しく”をテーマに、地域のグルメやイベント、スポーツ、カルチャー等の情報発信に携わる。通販事業にも関わり、地域の生産者や作り手の想いを商品とともに全国に届ける仕事も手がける。その経験を活かし、現在はフリーランスのエディター・ライター・カメラマン・フードスタイリストとして活動中。趣味はカメラ、お出かけ。愛機はNikon Z6で「そのとき・その場所で」しか撮れない写真を撮ることが好き。
※この記事に掲載されている情報は、2026年8月時点の情報です。
