カレーライスは、日本人で嫌いな人はほぼいないと思われる大人気メニューです。レトルトカレーは、食べたい時に温めるだけですぐ食べられます。また、非常時の備えとしても優秀な食品です。手軽でおいしいレトルトカレーの中でも、特に人気があるTOP3をいいモノ.com編集部が正直に選びました。
レトルトカレーランキング
第1位:ボンカレー
商品写真引用元URL:https://www.otsuka-plus1.com/shop/g/g82410/
商品販売公式サイトURL:https://www.otsuka-plus1.com/shop/g/g82410/
レトルトカレーランキング堂々の1位はボンカレーです。
ご存じ、日本で最初に発売されたレトルトカレーでその歴史はすでに半世紀以上。発売は1968年ですが開発が始まったのはもっと前、1964年のことでした。当初より「他社と違う商品を作りたい」と考えていた大塚食品はふとある商品に目を付けます。
それが、アメリカの軍用携帯食でした。ソーセージを真空パックした携帯食が雑誌で紹介されているのを見て「カレーに応用できないか」と考え、開発がスタート。
もちろん、過去にはなかった商品ですから試行錯誤、苦労の連続です。それでも「お湯で温めるだけで」「だれでも失敗なく」「1人前だけで気軽に」食べられるカレーを目指し、4年後にとうとう完成したというわけです。
ただし、初代のボンカレーは賞味期限がまだ短く、冬期は3ヵ月、夏期なら2ヵ月でした。それでも、当時としては長期間保存できたボンカレーは「防腐剤が入っているに違いない」と誤解されることも多かったそうです。開発にも苦労がありましたが、商品の良さを知ってもらうのもまた大変な苦労があったんですね。
【商品概要】
商品名:元祖ボンカレー
内容量:200g
賞味期限:製造後1年1ヵ月
第2位:カレーマルシェ
商品写真引用元URL:https://housefoods.jp/products/catalog/cat_1,ret,curry,mar.html
レトルトカレーランキング第2位はカレーマルシェという結果でした。
カレーマルシェは1983年の発売から約40年。欧風カレーもすっかりおなじみとなりました。
「マルシェ」というくらいなので、フランスで愛されているカレーのようなイメージがありますが、実はそうではありません。欧風カレーは日本で生まれたカレーです。
フランスのレストランで学び、その技術を日本へ持ち帰ったカレー店の創業者が、ブラウンソースをベースに作ったカレーが欧風カレーの元祖です。たっぷりの乳製品と、フルーツや野菜のチャツネにスパイスなどを加えて作っているので甘さと辛さのバランスが絶妙な、それまで日本にはなかったカレーです。
カレーマルシェも、ブイヨン・生クリームの味わい深いソースとマッシュルームたっぷりの具材はまさに「欧風」。まろやかでありながらスパイシーさもあるカレーマルシェは辛いものが苦手な人も食べやすいと評判です。
【商品概要】
商品名:カレーマルシェ
内容量:180g
賞味期間:製造後1年1ヵ月
第3位:銀座カリー
商品写真引用元URL:https://www.meiji.co.jp/foods/curry/ginza/product/
レトルトカレーランキング第3位は銀座カリーです。
レトロ感あふれるパッケージと、あえての「カリー」というネーミングは1994年の発売当初からちょっとした話題でした。
昭和5年に金鶏商会(現在の平和食品工業(株))が発売した、家庭用カレー粉「キンケイ・ギンザカレー」を再現したものが銀座カリーです。ただ、「キンケイ・ギンザカレー」についてはわからないことも多く、銀座カリーの発売元・明治の開発担当者でも食べたことのある人は皆無。そこで銀座を中心に都内の洋食店のカレーを、片っ端から食べ歩いてリサーチした末、想像力もふくらまして開発したのが銀座カリーというわけです。
二段仕込みブイヨンやソテーオニオンのまろやかさと甘み、豊かな香りやなめらかさは洋食屋さんのカレーそのもの。家庭で食べるような、具材がゴロゴロ入ったタイプじゃないところも高級感が漂いますね。
マイルドな中にスパイスの風味、玉ねぎの甘みと牛肉の旨みなど自宅に居ながら洋食屋さんのカレーが味わえる銀座カリーは常備しておきたい一品です。
【商品概要】
商品名:銀座カリー
内容量:180g
まとめ
今回は、レトルトカレーをランキングにしてTOP3をご紹介しました。1~3位まで全てロングラン商品で根強い人気を感じる結果となりましたね。特に1位のボンカレーが、レトルトカレーの先駆けでありながら今でも人気を維持し続けていることはとても興味深いです。
今後、今の勢力図を覆すような商品が発売されるのか、それともマイナーチェンジを繰り返しながら今回の結果が当分続くのか、これからも目が離せません。
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