和牛といえばそれだけで立派なブランドですが、各地には、おいしいブランド牛肉がたくさんあります。食卓にブランド牛肉があれば、自然と会話も弾みますね。今回は、そんなブランド牛肉をランキング形式でご紹介します。
誰もが知っている銘柄牛ばかりです。普段、買い物に行っているお店に並んでいるブランド牛肉もあるかもしれません。BEST10に厳選してランキングにしたので、どんな銘柄がランクインしているか要チェックです。
これを見たら今日は、ステーキやすき焼き、焼肉など牛肉料理がきっと食べたくなりますよ。近所にブランド牛肉を販売しているお店がないか、探してみてください。
目次
全国ブランド牛肉ランキング第1位:松阪牛
全国ブランド牛肉ランキングの第1位は松阪牛です。日本三大和牛のひとつ、松阪牛(まつさかうし)とは、三重県の中部地域で肥育された黒毛和種で出産経験のない雌牛、その中で松阪牛個体識別管理システムに登録している牛を指します。
松阪牛の歴史は長く、松阪近郊では江戸時代から農作業に雌牛を利用していました。幕末になると神戸外国人居留地で神戸ビーフが評判となり、松阪で飼育された牛が食べられたそうです。その後、健康な牛を見極めて肉質のよいものを中心に取引されました。
また、松阪牛に設けられている基準「金」は肉質等級が「5」、「銀」は肉質等級が「4」のお肉です。ですが、この等級は味を保証しているものではありません。
あくまでも「サシ」の入り方の評価なので、あまりこだわりすぎない方がよさそうですね。柔らかい肉質で上品な甘みのある松阪牛は、ステーキや焼き肉などで食べると一層おいしさが引き立ちます。
全国ブランド牛肉ランキング第2位:米沢牛
全国ブランド牛肉ランキング第2位は米沢牛です。米沢牛(よねざわぎゅう)に認定されるには4つの条件があります。特定の地域に住んでいる飼育者の中で、米沢牛銘柄推進協議会に登録された牛舎での飼育期間が最も長いものや黒毛和種で出産経験のない雌牛などです。
米沢牛の歴史は、1871年(明治4年)までさかのぼります。かつて米沢藩では牛肉を食べる習慣がなかったのですが、たまたまやってきた英語教師が、同行していた料理人に牛肉を調理させたのが始まり。150年以上も歴史があるブランドになります。
米沢市やその周辺は、土壌が大変豊かなところです。そこで育った飼料がまた、健康でおいしい肉質の牛を育てるといわれます。そのため、米沢牛はきめの細かい霜降りと融点が低く口に入れた途端に溶ける脂が特徴の上質な牛肉になるというわけです。
そしてもうひとつ、米沢牛は日本食肉格付協会が定める3等級以上でなければ認定されません。つまり「米沢牛」と名乗っている牛肉は、一定以上の品質が保証されていることになります。米沢牛は、口の中でとろける肉のおいしさを味わうのもおすすめです。
全国ブランド牛肉ランキング第3位:飛騨牛
全国ブランド牛肉ランキング第3位は飛騨牛でした。飛騨牛(ひだぎゅう)は黒毛和種で岐阜県内での肥育期間14ヵ月以上、日本食肉格付協会の等級が「3等級」以上などの条件があります。食肉になる前の牛は、飛騨牛(ひだうし)と区別しているそうです。
飛騨地方は山や川、渓谷などの自然が豊かで美しい地域で、世界遺産の白川郷もこの地区にあります。恵まれたところで肥育された牛は、サシがしっかり入りきれいなピンク色の柔らかい肉質。しかも、脂がしつこくないのもさすがブランド牛肉です。
飛騨地方の農家ではもともと肉牛ではありませんでしたが、1960年代以降に肉牛の飼育が盛んになりました。その後、1981年に兵庫県で生まれた「安福号」という雄牛が飛騨牛のブランド化に一役買った存在です。
繁殖母牛も含めて39,000頭以上の子ができ、その中に肉質のよい飛騨牛がたくさんいたということで、今でも精子が冷凍保存されています。1988年に「岐阜牛」から「飛騨牛」に銘柄を変更にしました。
2002年には、全国和牛能力共進会で「内閣総理大臣賞」と「最優秀枝肉賞」を獲得し、飛騨牛が全国区に広まります。どんな料理でもおいしいのがブランド牛肉ですが「牛まぶし」といわれるひつまぶしの牛肉版のような料理が特におすすめです。
全国ブランド牛肉ランキング第4位:近江牛
全国ブランド牛肉ランキングの第4位は近江牛でした。日本で三大和牛の中でも、圧倒的な歴史があるのが「近江牛」です。穏やかな気候や自然溢れる滋賀の風土、琵琶湖の綺麗な水と肥沃な土壌の中、日本最古のブランド牛として長い歴史をもっています。
飼料にも恵まれ、地元の近江米の稲わらをエサに使い、衛生管理に細心の注意を払って大事に育てられた和牛です。脂肪が全体に細かく入った肉質で、美しい霜降り、甘い脂の旨みが特長。きめ細やかな肉質と芳醇な香りも高く評価されています。
畜産農家が、誇りと自信を持って、研究を重ねた飼料の与え、牛の月齢や体調によって、飼料の量を調整し、愛情をもって出荷されます。風味がよく、とろけるような舌ざわりをもつ最高級のお肉の食感を試してください。
近江牛は赤身、霜降りなどさまざまな部位を楽しめるため、焼肉がおすすめです。さまざまな部位を焼いて、食べ比べしてもいいですね。相性のいい飲み物は、ビールや赤ワインになります。
全国ブランド牛肉ランキング第5位:仙台牛
全国ブランド牛肉ランキングの第5位は仙台牛です。仙台牛は宮城県内で肥育された黒毛和種を指します。キメの細かい綺麗なサシと赤身肉のバランスなどの基準をクリアした、最高級5ランクに格付けされた牛肉だけが「仙台牛」としての称号を名乗ることができます。
生まれた時からずーっと自然に恵まれて育まれた仙台牛は、口の中に入れると脂肪がとろけだし、風味豊かな肉汁が特徴です。自然豊かな良質なおいしい水により、じっくりと育てられたので、風味豊かなできめ細やかな柔らかな霜降り牛肉の逸品に育ちます。
仙台牛は、その高い品質と深い味わいが魅力の牛肉です。おすすめの食べ方は、ステーキになります。きめ細やかさと肉の風味、噛んだ時に溢れる肉汁はたまりません。特別な日や自分へのご褒美、大切な方への贈り物にいかがでしょうか。
全国ブランド牛肉ランキング第6位:神戸牛
全国ブランド牛肉ランキングの第6位は神戸牛になります。神戸牛は、日本を代表する高級牛肉の一つとして世界的に有名です。そのとろけるような口溶けと深い味わいは、多くの人を魅了してきました。
神戸ビーフのルーツになったのは但馬牛です。神戸牛は、肉質等級がA等級以上、牛肉マーブリングスコが6以上など、厳しい基準をクリアしたものが認定されます。但馬牛の中から選び抜かれた牛肉だけが「神戸ビーフ」と呼ばれる厳選された和牛です。
品種を維持するため、他のブランド牛の血統が混じり合わない様に、兵庫県内で徹底管理されています。生産者の努力によって血統を守り、こだわりがつまった高級な和牛は、兵庫県の自慢です!
肉色のよさ、繊細で美しいサシなど、見た目だけでも肉質のよさが分かります。また、脂肪の香りの特有のまろやかさも楽しめるため、ステーキにするのがおすすめです。神戸はワインも有名なので、ペアリングするなら赤ワインではないでしょうか。
全国ブランド牛肉ランキング第7位:佐賀牛
全国ブランド牛肉ランキングの第7位は佐賀牛でした。佐賀の恵まれた自然環境の中で、穏やかな気候や風土にあった独自の飼育法で丹念に育て上げられてきました。佐賀牛は、肉質等級が最高級の「5」等級または「4」等級のBMS「No.7」以上のものが認定されます。
「艶さし」と絶賛される脂肪と柔らかく鮮やかな赤身がおりなす見事な霜降り肉が味わえることで有名です。長い年月をかけて育まれた旨みが凝縮されており、噛むほどに肉の旨みが口の中に広がります。
肉質を軟らかく脂質を上質にするために、ストレスを感じない清潔な牛舎で育てられてきました。独自の飼料配合や健康が維持できる与え方など、高い肥育技術をもった生産者により愛情を込めて丁寧に飼育されています。
「佐賀牛」はサシが美しいので、焼肉やしゃぶしゃぶにして食べてください。もちろんステーキにして食べてもおいしいです。特別な日のお祝いや大切な方へのプレゼント、目上の方への贈り物としても喜ばれます。
全国ブランド牛肉ランキング第8位:十勝和牛
全国ブランド牛肉ランキングの第8位は十勝和牛でした。北海道生まれ十勝育ちの豊かな自然の中で育まれた風味豊かな牛肉です。帯広を中心とする十勝地域で生産されているブランド牛になります。十勝地方は、農業・酪農・畜産が産業として栄えている地域です。
十勝和牛の飼育期間は、他の種に比べて脂肪がつくまでに時間がかかるため、およそ30ヶ月と長い時間がかかります。この長期にわたる飼育のおかげで、脂が最高の状態になり上質なお肉が作られました。
十勝は日照時間が長く、牛たちは太陽の光をたっぷり浴びて育ちます。肉の旨みが凝縮しているのは、寒暖差の大きい気候だからです。「十勝和牛」は、十勝管内の複数の農家で質のいい飼料を与えられて育てられているので、脂の質がいいお肉になります。
ステーキ、煮込み、焼肉、しゃぶしゃぶなど、どんな料理も最高です。ステーキの時は、北海道のじゃがいもやとうもろこしなどの野菜と一緒に食べたり、しゃぶしゃぶの時は、羅臼昆布で出汁をとってみてはいかがでしょうか。
全国ブランド牛肉ランキング第9位:石垣牛
全国ブランド牛肉ランキングの第9は石垣牛でした。沖縄県石垣島で育まれた黒毛和種で、その豊かな風味ととろけるような口溶けが特徴のブランド和牛です。日本最南端の地で健やかに育っています。
八重山郡内で生産され、肥育された登記および生産の履歴書を有し、生後20カ月以上肥育された黒毛和種の去勢牛および雌牛に限られ、厳しい基準が定められたブランド牛肉です。石垣島では、古くから牛の繁殖がさかんで、ブランド和牛の原点ともいえます。
牛たちに与えるエサは、世界基準の統一飼料と潮風が運んでくれたミネラルとカルシウムがたっぷりの牧草です。温暖な気候なので、一年中牧草がとれます。きめ細かい霜降り肉と深い旨みは、多くの人を魅了していますね。
一番おすすめの食べ方は、熱々に焼き上げたステーキです。お肉から出た脂で、さらにおいしく焼けます。ソースは、あっさりとしたわさび醤油がおすすめです。それ以外にも、醤油ベースのステーキソースでしたら、何でも合います。
全国ブランド牛肉ランキング第10位:能登牛
全国ブランド牛肉ランキングの第10は能登牛になりました。石川県の豊かな自然と日本海からの潮風が吹く自然環境の中、丹精込めて育てられた黒毛和種です。舌ざわりがよく、口に入れると脂がとろけます。
能登牛の最大の特徴は、オレイン酸の含有率が高く、脂肪の質もよいため「特別賞」を受賞しました。最上級のA5等級に格付された能登牛の中でも、特に肉質が優れているものを「能登牛プレミアム」として認定されています。
肉質は、きめ細やかく上品な脂が味わえることで評されていますが、出荷頭数が少ないので、石川県内でしか食べる機会がない希少価値のあるブランドです。牛肉のとろけるようなやわらかさや甘い香りは、脂肪のオレイン酸の含有量によって変わります。
ステーキ、焼き肉、しゃぶしゃぶなど、さまざまな料理で極上の肉の旨味を味わってください。石川県内でしか食べられないため、まだ知らない人も多い隠れたブランド牛肉です。ぜひ、石川県に出向いて地元のお店で食べてください。
まとめ
今回は全国ブランド牛肉ランキングBEST10をご紹介しました。ブランド牛肉は日本全国全ての都道府県にあり、ある意味とても身近な食材です。飼育者のみなさんの努力によって、各地の環境に合ったおいしい牛肉がたくさんあります。
ブランド牛肉は、精肉店や専門店でしか売っていないと思っている方もいるのではないでしょうか。今は、デパートやスーパーでも購入できます。最近は、ショッピングモールや商業施設などにブランド牛肉が買える自動販売機もありますよ。
誕生日や長寿のお祝いなど”特別な日”には、安心安全なブランド牛肉を食べて特別感を演出しましょう。まずは、自分の住んでいる県や地元のブランド牛肉を調べてみるのもいいですね。おいしい牛肉を食べて、贅沢な時間を過ごしてください。
【あわせて読みたい!いいモノ.comのその他の記事】