布ナプキンを愛用する方の多くは、環境問題に関心が高く、自然派にこだわる方がほとんどです。近年では布ナプキンのよさが口コミなどで伝わり、使い始めている方も増えてきました。そんなオーガニック布ナプキンの魅力をお伝えしますね。
目次
布ナプキンってなに?
「一度使うと紙ナプキンには戻れない」と愛用している多くの方が、布ナプキンに魅了されていますが、そもそも布ナプキンとはどのようなものなのでしょう。「布でできた洗って繰り返し使えるナプキン」のことをいいますが、生理中やおりもの用、妊婦さんの尿漏れ対策用に使っている方も少なくありません。
市販で売っている紙ナプキンですが、生理中は通常1回の月経で約20枚以上の紙ナプキンを使っているといわれています。しかし、布ナプキンは洗えば繰り返し使うことができるので、経済的にも環境的にもやさしいのです。
使い捨て紙ナプキンとの違い
写真引用 https://unsplash.com/photos/C0QHEyS7sh0
使い捨ての紙ナプキンと布ナプキンの違いは以下の通りです。
- 素材・使ったあとの違い
- 肌触りが全然違う
- 吸収力と防水性
1つずつ解説します。
1. 素材・使ったあとの違い
「使い捨て紙ナプキン」
使い捨て紙ナプキンは、石油原料のポリエチレンやポリエステルからできています。使い終わったらすぐにサニタリーボックスに捨てることができるので、手軽に使うことができますね。
「布ナプキン」
コットンやシルク、リネンなど下着に使われる布と同じものが使われています。使い終わったら家に持ち帰り、洗濯することで繰り返し使うことができるのが特徴です。
2. 肌触りが全然違う
「使い捨て紙ナプキン」
市販で売っている使い捨て紙ナプキンは薄くてサラサラした肌触りで、ごわつき感や固さを感じることがあります。
「布ナプキン」
下着と同じ布でできているので肌なじみがよく、違和感がありません。
3. 吸収力と防水性
「使い捨て紙ナプキン」
吸収体に経血を凝固させるポリマー(高吸水性高分子)が使われているので、「軽く、薄く、吸水力が高い」のが特徴です。多い日もしっかり吸収してくれるので安心して使えるというイメージがありますよね。
「布ナプキン」
使い捨て紙ナプキンとは違い、重ねた布を吸収体として使用しています。ショーツ面が防水布になっているものもあり、漏れの心配がある方は使ってみてはいかがでしょうか。布ナプキンにも多い日用もあるので、気になる方は検討してみてくださいね。
布ナプキンのメリット
写真引用 https://unsplash.com/photos/r7UjnJHJxmY
布ナプキンを使うメリットを紹介します。毎月の生理が不快に感じていた方は、布ナプキンに変えることで女性特有の悩みを解説してくれるかもしれませんよ。
1. 肌にやさしくかぶれにくい
市販でデリケートゾーンのかゆみ止めが売っているほど、かゆみ・かぶれに悩んでいる女性が多いのが現状です。しかし、布ナプキンは通気性にすぐれ、生理中の悩みであるデリケートゾーンのかゆみ・かぶれも軽減されます。布ナプキンはお肌をやさしく守ってくれるので、悩みを解決してくれるかもしれませんね。
2. 生理痛が軽くなる
先ほど使い捨て紙ナプキンには、高吸水性高分子が使われているといいました。このポリマーは水分を含むとゼリー状に凝固するため、冷えることで生理痛につながることもあります。
布ナプキンは布を重ねて作られているが通気性がよく、あたたかく冷えにくいと感じる方も多く、生理痛や冷えに悩まされている方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
3. イヤなニオイがしない
生理中のイヤなニオイの原因はムレにあります。使い捨て紙ナプキンは経血を漏らさないような構造になっており、通気性が悪くムレてしまうのです。布ナプキンは通気性がいいので、ムレることがなく生理中の独特なイヤなニオイが気にならなくなりますよ。
4. 長く使えて経済的
使い捨て紙ナプキンはスーパーやコンビニでも手軽に購入することができます。しかし買い置きしておかなければ急な経血に対応することが難しくなり、お店に慌てて駆け込むこともあるのではないでしょうか。布ナプキンは洗濯すれば繰り返し使うことができるので、慌てることもありませんよ。
とはいえ、布ナプキンは市販で売っているところがあまりないので、ネットショップで購入するしかありません。最初は金額を見てちゅうちょする方も多いとは思いますが、一度買ってしまえば買い置きの必要がなくなります。布ナプキンは約3年はもつといわれているので、コスパがいいといえるでしょう。
布ナプキンのデメリット
布ナプキンのメリットをお伝えしましたが、デメリットももちろんあります。
洗濯の手間が増える
使い捨て紙ナプキンは使用後はサニタリーボックスに捨てることができますが、布ナプキンは使い終わったあとは洗濯しなければならない。めんどくさいという理由で、布ナプキンを始めることができない方も少なくありません。慣れるまではめんどくさいですが経済的、環境的にやさしいので手放せない方も多いでしょう。
外出時の持ち物が多くなる
布ナプキンは使い捨て紙ナプキンと違い厚みがあります。予備の布ナプキンをカバンに入れるとパンパンになってしまいますよね。とはいえ、布ナプキンは一度使ってしまうと快適さから離れられなくなってしまうほどメリットが多いです。
布ナプキンの洗い方
「布ナプキンを洗うのはめんどくさそう」と思う方も多いとは思いますが、そんなことはありません。使う洗剤はセスキ炭酸ソーダのみで洗うことができます。とはいえ、つけ置きだけでは経血が完全に落ちなくなってきたら、ネットに入れて洗濯機に入れることもできます。
- 蓋つきのバケツに42度以下のぬるま湯を入れ、洗剤を溶かす
- 半日~一晩つけ置きし、汚れが浮きあがってきたら押し洗いをしてよくすすぐ
- 汚れが気になる場合には、ネットに入れて洗濯機ですすぎ洗い・脱水
- 脱水後は布ナプキンの形を整え、シワを伸ばして天日干し
42度以上のお湯で洗うと血液が固まって落ちにくくなるので、42度以下のぬるま湯につけてくださいね。さらに、つけ置きする前に事前にもみ洗いすると繊維の中に汚れが入り、シミになりやすいので、そのままつけ置きしておくことがポイントです。
洗濯したあとは、しっかりと風通しをして中まで乾かしてくださいね。つけ置きしたあと洗濯機に入れて洗濯するときは、他の衣類と一緒に洗うこともできますよ。
MADE IN EARTH 布ナプキン トライアルセット
写真引用URL https://madeinearth-store.jp/c/446/gr417/1279
公式サイト https://madeinearth-store.jp/c/446/gr417/1279
”軽い日、多い日からスタートなど、少しずつ布ナプキン生活を始めてみたい方のための、布ナプキンセットです。少ない日から多い日まで、試すことができます”MADE IN EARTHの布ナプキンはオーガニックコットンを使用しているので、やさしい肌触りで柔らかく、ムレがないので生理中でも快適に過ごすことができます。
商品概要
商品名:布ナプキン トライアルセット
価格:4,510円(税込)
素材:オーガニックコットン100% スナップボタン:プラスチック
生産国:日本
まとめ
今回は布ナプキンについて、使い捨て紙ナプキンとの違いやメリットを紹介してきました。洗う手間は増えますが、今後の自分の身体を大切にする目的として使ってみてはいかがでしょうか。