暑いときは冷たく、寒い時には温かい缶入り飲料。今回はその中でも、特に冷やしておいしい缶ジュースの人気ランキングTOP3をご紹介します。あなたが好きなあの缶ジュースは何位にランクインしているでしょうか。
「缶ジュース」シリーズランキング
第1位:コカ・コーラ
写真引用URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B00158V3IE?th=1
公式サイト:日本コカ・コーラ株式会社
「缶ジュース」シリーズランキング1位はコカ・コーラです。
世界中の200以上の国や地域で今も愛されているコカ・コーラが誕生したのは1886年。作ったのは薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士です。日本でもあの赤い自動販売機を見かけると、つい硬貨を入れてしまうというコアなファンもいるほどです。
コカ・コーラは、アメリカ本社で製造されたコカ・コーラの原液を基に、各国の工場で炭酸を入れたり味の調整をして出荷されます。気になるカロリーは、100mlあたり45kcalと思ったより低カロリー。また、カフェイン量も一般的なレギュラーコーヒーの6分の1程度とそこまで気にする量でもありません。
なお、コカ・コーラ ジャパンではコカ・コーラのおすすめの飲み方として「グラスに氷を入れ、よく冷えたコカ・コーラを注ぎ3℃くらいにする」としています。コカ・コーラのおいしさが最大限引き出されるのが3℃なんだそうです。ぜひお試しあれ。
商品名 | コカ・コーラ |
内容量 | 160~500ml(缶入りのみ) |
第2位:三ツ矢サイダー
写真引用URL:https://www.asahiinryo.co.jp/products/carbonated/mitsuya_cider/2CEG8.html
アサヒ飲料の三ツ矢サイダーが「缶ジュース」シリーズランキング第2位という結果になりました。
イギリス人の理学者ウィリアム・ガウランドが、宮内省の命で外国人接待用の炭酸水を探していた時に発見したのが「平野鉱泉」。これが三ツ矢サイダーのルーツです。1884年には「平野水」としてびん詰して販売されました。時代は明治、三ツ矢サイダーの歴史を感じる話です。
平野水は夏目漱石や、まだ皇太子だった大正天皇にも愛されていたことから、当時は庶民には手が届かない高級品だったことがうかがえます。天然の炭酸水をびん詰めするには高い技術が必要で、あとで炭酸ガスを加えるより高価なものが多いそうです。
当時、今よりもびん詰の技術も未発達だったことを思うととても珍しい飲み物だったんでしょうね。余談ですが、アサヒビールの売上が低迷していた頃(スーパードライ発売前)、会社を支えてきたのは実は三ツ矢サイダーでした。
三ツ矢サイダーがなかったら、今ごろアサヒ飲料やアサヒビールもなかったかもしれない、とさえ言われています。三ツ矢サイダーの人気が、当時から高かったことを証明するようなエピソードです。
商品名 | 三ツ矢サイダー |
内容量 | 160~500ml(缶入りのみ) |
第3位:カルピスウォーター
写真引用URL:https://www.asahiinryo.co.jp/products/milkybeverage/calpis_water/2E1PU.html
「缶ジュース」シリーズランキング第3位はカルピスウォーターでした。
カルピスウォーターは比較的新しい商品ですが、カルピスはずいぶん昔からあるイメージです。それもそのはず、「カルピス」という名称で発売されたのは1919年。この頃から乳酸菌飲料があったことに驚きます。
カルピスの「カル」はカルシウム、「ピス」はサンスクリット語の「サルピス」からきているそうです。というのも、カルピスの創業者三島海雲は僧侶で、中国大陸に渡って東文学社で教師をしていたこともあるんだとか。
また、サンスクリット語の仏教用語を商品名に使うなど仏教精神に溢れ、内蒙古(内モンゴル自治区)にいた時は体調を崩し、瀕死の状態になったことも。その時に現地の人に勧められて飲んだのが「酸乳」です。
酸乳を飲み続けた結果、見事復調したことで、海雲は酸乳の素晴らしさを肌で感じたに違いありません。1915年に帰国してからは酸乳や乳酸菌を日本にも広めようと製品開発に着手、努力が実ってカルピス社の前身となる「ラクトー株式会社」設立に至りました。
ちなみに世界で初めて乳酸菌飲料の大量生産に成功したのも海雲です。海雲のおかげで、私たちはおいしい乳酸菌飲料を手軽に飲めるのかもしれませんね。
商品名 | カルピスウォーター |
内容量 | 160~500g(缶入りのみ) |
まとめ
今回は「缶ジュース」シリーズランキングTOP3をご紹介しました。飲み物を購入しようという時、さんざん迷った揚げ句いつもの飲料を買ったという経験がある人も多いのではないかと思います。たまには違うものも飲みたいけれど、やはりいつもの飲み物なら安心だし、と心が揺らいでしまいますよね。
今回ランクインして商品は、何といってもロングラン商品ゆえの安心感があります。どれも一度は口にしたことがあるものばかりかと思います。これからも息の長い商品であり続けてほしいものです。
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