手軽に美味しく作れる家庭料理として、子どもから大人までみんなに愛されてきた料理、カレー。最近ではスーパーやコンビニでも豊富な種類のレトルトカレーなどが販売され、こだわりのカレー専門店も数多く見かけます。
自分好みのカレーに近づけるために、アレンジを加えてオリジナルのカレーに仕上げることも実は簡単。そこで今回は、ちょい足しするとグッとカレーがおいしくなる食材をいいモノ.com編集部がランキングにしてご紹介します。多くの人から支持される第1位の食材とは、はたして何なのでしょうか。
目次
1位:チョコレート
ちょい足し食材第1位に輝いたのは、カカオマスを主原料とするチョコレート。お菓子というイメージが強いですが、実は料理の隠し味にもよく使われる食材です。
カカオ特有のほろ苦い風味が、カレーやデミグラスソースなどのルーに深みを与え、料理がグッと美味しく仕上がります。まるでプロの一流シェフが作ったような高級感のある味わいになりますよ。
商品名 | チョコレート |
保存方法 | 22℃以下で保存 |
原材料 | カカオ豆など |
2位:チーズ
スライスチーズ、カマンベールチーズ、モッツアレラチーズなど、種類も豊富でそのまま食べてもおいしいチーズは、どんな料理とも相性抜群。もちろんカレーとも好相性で、スパイシーな風味にマイルドなチーズがマッチして、コクと旨味をプラスします。
レストランのカレーではトッピングとして大人気で、料理レシピサイトでもチーズカレーのレシピはたくさんアップされているんです。まだ試したことがない人には、ぜひ一度は試してほしいちょい足し食材のひとつ。
商品名 | チーズ |
保存方法 | 冷蔵保存 |
原材料 | 生乳など |
3位:ウスターソース
程よい辛さと酸味のウスターソースは、ソースの中でも粘度が低く、サラッとした口当たりが特徴です。ほかの食材の味を邪魔することなく、味に深みとコクを与えることができるので、料理の隠し味として最適ではないでしょうか。
ウスターソースには野菜や果実、スパイスの旨味が凝縮されているので、カレールーの旨味と相まって一晩寝かせたような味わいが楽しめます。
商品名 | ウスターソース |
保存方法 | 常温保存(未開封) |
原材料 | 野菜、果実ピュレ、食塩、砂糖、酢、香辛料など |
4位:ニンニク
料理の香りづけや味のアクセントに欠かせない重要な食材、ニンニク。強い香りが特徴で、パワーをつけたい時に食べたい香辛野菜です。
ニンニクには、疲労回復効果、代謝の改善、冷え性の改善、動脈硬化の予防、免疫力を高める効果などがあります。(参考URL:健達ネット)
そんなニンニクは、スパイシーなカレーにさらにパンチを与えて、より濃厚な旨味と味わいへと変化させるちょい足し食材として人気ですよね。食欲を刺激するその味わいに、病みつきになる人続出のカレーにワンランクアップ。活力をつけたい時におすすめの一品です。
商品名 | ニンニク |
保存方法 | 常温保存 |
5位:インスタントコーヒー
コーヒー豆の香りが心地よい、インスタントコーヒーが5位にランクイン。コーヒーに含まれるカフェインが、眠気覚ましやリラックス効果などがあるのはよく知られていますが、実は料理の隠し味としても万能です。
市販の調味料だけでは濃いなと感じた時、ただ水で薄めるだけではいまいちな仕上がりですよね。そこにインスタントコーヒーを加えることで、味がまろやかになり、コクとうまみもプラスされたワンランク上の仕上がりになりますよ。
気を付けたい点は、入れるタイミング。お鍋に加えるタイミングは、カレーのルーを入れて、ルーがしっかりと溶けた後なんだそうです。インスタントコーヒーなら、量も調整しやすく溶けやすいので、失敗なくアレンジできるのでおすすめですよ。
商品名 | インスタントコーヒー |
保存方法 | 常温保存 |
原材料 | コーヒー豆 |
6位:醤油
日本を代表する調味料の一つである、醤油。醤油の基本原料は大豆・小麦・食塩で、大豆はうまみのもとに、小麦は香りや甘みのもとになるんです。この醤油の旨み成分がちょい足しされることで、カレーの味にコクと奥行きがでておいしさがアップしますよ。
ポイントは、入れるタイミングと醤油の選び方。ルーより後に醤油を加えると、カレーが水っぽくなってしまうので、醤油はルーより先に入れるのがベストです。
カレーに入れる醤油については、普通の濃口醤油でも構わないのですが、より味わい深く仕上げたい場合、たまり醤油を使うのがおすすめだそう。一般的な醤油よりも旨味細分が凝縮されたたまり醤油を使用することで、さらに深いコクを出すことができるのです。
商品名 | 醤油 |
保存方法 | 常温保存 |
原材料 | 大豆、小麦、食塩、アルコールなど |
7位:炒め玉ねぎ
じっくりと飴色になるまで炒めた玉ねぎは、素材の甘みがぎゅっと濃縮されて何ともいえない美味しさ。さまざまな料理に加えることによって、コクと旨味、風味などが格段にアップし、本格的な味に仕上がる優秀な存在です。
カレーに玉ねぎは無くてはならないベスト食材ですが、どうせ加えるのならひと手間かけて炒め玉ねぎを入れてみてください。いつものカレーの美味しさを一層引き立て、味わい深い風味が楽しめますよ。
通常、炒め玉葱は油でじっくり飴色になるまで炒めるので時間がかかるのですが、あらかじめ冷凍するか、加熱した玉葱を使うことによって時間が短縮できます。この機会に炒め玉葱に挑戦してみるのもおすすめです。
商品名 | 炒め玉ねぎ |
保存方法 | 冷蔵庫で2~3日 |
原材料 | 玉葱 |
8位:すりリンゴ
カレーの隠し味にリンゴを加えるのは、みなさんもよく知るちょい足しの1つではないでしょうか。隠し味としてリンゴがよく使われる理由は、煮込むことでリンゴの酸味が甘みへと変化し、フルーティーな風味がプラスされて美味しくなるからですよね。
ちょい足しする際のポイントは、投入するタイミングと量です。まずタイミングについてですが、ほかの野菜を煮込むときに同時に加えるのが正解。上述したように、煮込むことで酸味が甘みへと変化するからです。
量については、好みによって変わるので決まりはありませんが、目安としては一箱に付き半分〜1個分だそう。また、リンゴ酸がお肉を柔らかくしてくれるのも嬉しいポイントですね。
ちょい足しする際は、すりリンゴにして加えるのがおすすめですが、リンゴジュースでも代用可能です。
商品名 | すりリンゴ |
原材料 | リンゴ |
9位:ガラムマサラ
本格的なカレーのスパイスの1つとしてよく知られている、ガラムマサラ。インドが発祥で、仕上げ用のスパイスとして芳醇な香りをもつのが特徴です。
ガラムマサラをちょい足しすることで、カレーにスパイシーな香りを与え、味の輪郭がハッキリしてより美味しくなります。調理途中で煮込む必要もなく、食べる直前に一振りするだけの手軽さも嬉しいポイント。
各メーカーからも、さまざまな辛さ・香りタイプのガラムマサラが販売されているので、本格インドカレーがお好みの方にはぜひとも試してほしい、ちょい足しスパイスです。
商品名 | ガラムマサラ |
保存方法 | 常温保存 |
原材料 | ブラックペッパー(ベトナム)、コリアンダー、赤唐辛子、カルダモン、ホワイトペッパー、クミン、クローブ、シナモン |
10位:ハチミツ
ハチミツも、カレーの隠し味として広く知られている食品です。カレーにハチミツを加えることによって、自然な甘みとまろやかなコクが増し、スパイスの旨味と香りを引き立たせます。
注意したいのが、ハチミツを投入するタイミング。ハチミツに含まれるアミラーゼという成分が、ルーに含まれる小麦粉のデンプンを分解し、とろみがなくなってしまうのです。
とろみが失われないようにするため、ルーを入れる前にハチミツを加え、その後20分以上煮込みます。そうすることで、アミラーゼの効果が消え、とろみを失うことなくよりコク深いカレーが完成。マイルドなカレーがお好みの方に試していただきたいちょい足しです。
(参考URL:ハウス食品グループ)
商品名 | ハチミツ |
保存方法 | 常温保存 |
原材料 | ハチミツ |
まとめ
お気に入りのちょい足し食材はランクインしていたでしょうか? ほとんどの食材が家に常備してある、なじみのあるものばかりなので、ちょい足しにはぴったりのランキング結果となりました。
チョコレートは、カレーの隠し味としてよく知られているので、1位なのも納得ですね。2位のチーズは、存在感もあり子どもウケも抜群なちょい足しです。ウスターソースや醤油などの調味料は、旨味の強いカレーにも応用の利く万能調味料であることを再認識できたのではないでしょうか。
すでにお気に入りのちょい足しがランクインしていた方や、知ってはいたけれど試したことがないという方など、さまざまだと思います。今回のランキング結果を参考に、気になるちょい足しをすべて試してみてください。それが、新たな絶品カレーとの出会いにつながれば嬉しい限りです。