みなさんの「嫌いな日常の家事」は何ですか? 株式会社LIXIL住宅研究所の昨年実施された調査によると、1位に料理、2位に献立を考える、3位はトイレ掃除だったそうです。料理は「好きな日常の家事」でも1位を獲得しており、得意不得意による意識の違いだと見られます。一方、トイレ掃除は14位で、好きな家事と答えた人はわずか4.0%。また別の調査では、トイレが「家の中で汚れが気になる場所」の1位に。本来掃除は汚れるからするものですが、汚れている場所を掃除したくないという気持ちはとてもよくわかります。
やりたくないからしない→汚れる→ますますやりたくなくなる……。ここでは、そんな悪循環を断ち切ってくれるアイテム、使い捨てトイレブラシについて解説します。
目次
使い捨てブラシは、トイレ掃除のハードルを下げる
トイレ掃除が嫌いな理由は、やはり多くはトイレ=不衛生な場所というイメージからくるものではないでしょうか。当然、掃除用具はほかのものと分ける必要がありますし、使用後もきれいに洗浄、除菌しなければならないという煩わしさを考えると、ますます腰が重くなります。
かつてその煩わしさを劇的に解消したのが、トイレ用のお掃除シートでした。いまやほとんどのご家庭で使われていると思います。ですが、トイレブラシは、まだまだ従来のタイプを使われているご家庭も多いのではないでしょうか?
一説によると、トイレブラシは便器の中よりも雑菌が多いともいわれています。使用後にいくらきれいに除菌・洗浄しても、収納ケースの中で湿った状態のブラシを保管するので、どうしても雑菌が繁殖してしまうのです。
しかし、使い捨てトイレブラシなら、ブラシに洗剤液がついているものも多く、思い立った時にサッと取り出し、あっという間に掃除完了。使い終わったブラシは1回ずつ使い捨てなので、とにかく衛生的です。それだけでトイレ掃除の億劫さは、劇的に軽減されます。また、洗剤のストック場所や、ブラシを保管する収納ケースの置き場所などの省スペースにもなり、いいことづくめです。
以下では、とくに人気があって使いやすいものを3つご紹介します。
総合評価ナンバーワンの「スクラビングバブル 流せるトイレブラシ」
公式サイトURL:https://www.scrubbingbubbles.jp/products/brush-jokin
付属のハンドルの先端に、洗剤付きブラシをセットして使用するタイプなので、洗剤は必要ありません。ブラシを水に濡らして濃縮洗剤が溶け出したら、便器内をしっかり擦るだけ。ハンドルはアーチ状になっていて、便器のフチ裏にブラシがしっかり届くので、残さず汚れを除去できます。また、洗剤には除菌剤が配合されているので、洗浄と除菌が一度にできるのもうれしい。
ただ、気になっている人もいるかもしれません。使用後のブラシはそのまま流せるので、たしかにブラシを手で触る必要がなく衛生的ですが、ハンドルの先端部分は、どうしても水に浸かってしまいます。これを洗ったり除菌したりするとなると、せっかくのお手軽さも台無しに……。
ですが、あちこちで口コミされている、いとも簡単に解決できる方法があります。スーパーでお豆腐やお魚、お肉、お惣菜など、水分や汁気のあるものを買ったときに入れる、ポリ袋を取っておくのです。それをハンドルの先端に被せた状態でブラシをセットすれば、水に浸かるのはブラシ部分だけで、ハンドルが汚れることはありません。
また、ブラシはトイレに流せる特殊不織布でできており、使用後はそのまま流すこともできますが、厚みや固さなど比較的しっかりと作られているので、詰まるのが心配な人は、ポリ袋と一緒に燃やせるゴミに出すこともできます。
専用のホルダーもスリムでコンパクトなので、場所を取らずすっきりと収納できるのもうれしいポイントです。
【商品概要】
商品名:スクラビングバブル 流せるトイレブラシ
セット内容:ハンドル1本、洗剤付きブラシ4個(原産国:タイ)、専用ホルダー1個
品質表示:ハンドル 組成/ABS樹脂・PP樹脂
価格:オープン価格
フチ裏を簡単にキレイにしたいなら「スコッチ・ブライト 取り替え式 トイレクリーナー」
引用URL:https://multimedia.3m.com/mws/media/1794913F/t-557-3hc.jpg
公式サイト:https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/p/d/v101010545/
流せるトイレブラシ同様、洗剤付きの使い捨てブラシを取り替えて使うタイプのクリーナーですが、何といっても特徴的なのがブラシの形。便器のフチ裏にフィットする形状で、素材はほどよい硬さのある不織布スポンジなので、汚れをしっかりかき落とします。
ハンドルがゆるやかにカーブしているので、全体にブラシが届きやすく掃除がしやすくなっています。使用後は、ハンドルにあるボタンをスライドさせればブラシが外れるので、手を汚さずに捨てることができます。ただし、こちらはトイレには流せないのでご注意を。
また、スクラビングバブルのように、ハンドルにポリ袋を被せて水に浸かるのを防ぐことも難しいです。スクラビングバブルはハンドルの先端でブラシを挟むような構造になっていますが、スコッチ・ブライトはハンドルの先端にブラシを挿し込むスタイルなので、ポリ袋が邪魔になってブラシがうまく挿せなかったり、外れてしまう原因になりますので注意が必要です。
【商品概要】
商品名:スコッチ・ブライト 取り替え式 トイレクリーナー
セット内容:ハンドル1本、取り替えスポンジ3個、ハンドルホルダー1個
価格:オープン価格
隅々までしっかり擦りたいなら「レック 激落ち ワンタッチ交換 トイレクリーナー」
写真URL:https://m.media-amazon.com/images/I/21cRe8udhwL._AC_US40_.jpg
こちらは「激落ちくん」でよく知られるレックの製品です。水ハネしにくい不織布ブラシは、ラバー加工が施されており便器を傷つけにくいので、汚れをしっかり擦り落とせます。
ハンドルはブラシ装着部分に角度がついており、さらに小回りがきくコンパクトなブラシで、隅々まできれいに磨けます。使用後はハンドル上部のボタンを奥まで押し込んで、ブラシを外します。本製品もトイレには流せないので、必ずゴミ箱へ。
また、本製品もスコッチ・ブライト同様、ハンドルの先端にブラシを挿し込む構造になっているので、ハンドルにポリ袋を被せて、水に浸かるのを防ぐことはできません。
ブラシの別売りスペアには研磨剤入りのものもあるので、ガンコな汚れなどに使い分けることもできます。
【商品概要】
商品名:レック 激落ち ワンタッチ交換 トイレクリーナー
内容:本体(ラバー)1個 ※スペアは付属していません
価格:740円(税込)
トイレブラシは、コスパはいいの? 悪いの?
引用URL:hhttps://multimedia.3m.com/mws/media/1828292F/toiletcleaner-appli1.jpg
公式サイト:ttps://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/p/d/v101010545/
価格については商品によって異なりますが、本体付きの初回購入セットで500~1,000円、取り替えブラシ1個あたりでは30~90円が平均的な価格帯のようです(編集部調べ)。従来の繰り返し使用するタイプのブラシにはかなり安価なものもありますが、使い捨てブラシのメリットを考えると、単純に金額だけで比較することは難しいです。
たしかに、コストを抑えることだけを考えると、決して安いとはいえないかもしれません。しかし、衛生的にしかも気軽に気持ちよくトイレ掃除ができて、それによってトイレをつねにキレイな状態に保つことができるということまで考えると、使い捨てブラシは間違いなくコスパのいいアイテムだといえます。
まとめ
3選紹介しましたが、おすすめはやはり「スクラビングバブル 流せるトイレブラシ」。ハンドルの長さや形状の使いやすさに加えて、ポリ袋を使用することでより衛生的に掃除できるところが、何より気に入っています。
掃除に対するこだわりや思い入れは、人それぞれ。製品もさまざまな特徴があるので、自分の譲れないポイントを基準に選んでみてくださいね。