江戸時代に上菓子と区別して駄菓子という言葉が生まれました。当時砂糖は高級品で、上白糖を使ったお菓子は、身分の高い人しか食べられなかったそうです。その頃、麦や雑穀、黒砂糖などを使ったお菓子は一つ、一文くらいだったので「一文菓子」とも呼ばれていました。
今回は、gooランキングで選ばれた「一番好きな駄菓子ランキング」をご紹介します。今では駄菓子屋さんも少なくなりましたが、スーパーで昔からある駄菓子が並んでいると、つい懐かしい気持ちになりますね。
あなたが子どもの頃好きだった駄菓子は、何位にランクインしているでしょうか?
目次
人気ランキング1位:うまい棒シリーズ
引用元:Amazon | うまい棒 人気8種類×5本 40本セット RPJ | ノーブランド品 | 駄菓子 通販
ロングセラーの「うまい棒」は、1979年7月から発売されているコーンパフでできた駄菓子です。コーンポタージュやチョコレートなど約15種類の定番に加え、今まで60種類以上のフレーバーが発売されてきました。
発売当時の10円という価格は、2022年の原材料の高騰を受けて12円に値上げされましたが、40年以上同じ価格だったことにびっくり!
納豆味やシュガーラスク味など、変わり種にも人気が集まっています。
【商品概要】
商品名:うまい棒
製造元:リスカ
販売元:やおきん
価格:¥12(税込)
種類:スナック菓子
人気ランキング2位:ベビースターラーメンシリーズ
みんな大好き「ベビースターラーメン」。英語でいうと「Baby Star Crispy Noodle Snack」であることをご存知でしたか? 三重県には『おやつタウン』というテーマパークがあり、50年以上愛されているスナック菓子です。
もともとは即席麺を作っていた会社が、従業員にお菓子として余った麺に味をつけて配ったのが始まりだったとか! 焼きそばやうどんなど、ラーメンにとどまらない数多くの種類の商品が販売されてきました。
キャラクターの交代(ベイちゃん&ビーちゃんからホシオ君へ)や「ベビースターの日」ができるなど、話題も多く、昔からのファンや新しいファンにも愛され、ランキング2位に選ばれました!
【商品概要】
商品名:ベビースターラーメン
製造元:おやつカンパニー
種類:スナック菓子
人気ランキング3位:ふ菓子
麩菓子は江戸時代から存在していたため、歴史ある駄菓子とも言えるでしょう。原料の小麦グルテンは、高たんぱくな食品で、ナトリウムやカリウム、リンや鉄分などミネラルも豊富に含まれています。小さなお子様のおやつにもいいですね。
写真は『敷島産業』の「ふーちゃん」。黒糖、小麦粉、小麦タンパク、蜂蜜などを使用しています。
軽い食感ですが、甘みがあり、消化も良いお菓子です。黒糖を使ったものが多いですが、白いお砂糖やフルーツなどを使っているものもあります。
【商品概要】
商品名:ふーちゃん
製造元:敷島産業
内容量:135g
風味:黒糖味
人気ランキング同率3位:チロルチョコシリーズ
引用元:Amazon| クリスマス チロルチョコ 40個セット + クリスマス限定デザイン袋入り クリスマスチロル プレゼント
1919年に『松尾製菓』が設立され、子どもが買える値段のチョコレートを、1962年「チロル」のブランド名で発売を開始したのが「チロルチョコ」のはじまり。長方形のチョコレートの中に、ミルクヌガーを入れることで10円の価格が実現しました。
定番の商品の他、毎年20〜30種類の新しい「チロルチョコ」が誕生し、チョコレートに掘られたデザインやパッケージも、商品に合わせて多くの種類があって楽しいし、それぞれおいしい! 一口サイズ&プチプラなので、新しい商品を発見するとつい買ってしまいます。
オーストリアのチロル地方が名前の由来。誕生の裏には、おいしいチョコレートの技術習得にオーストリアへ渡ったり、神戸のモロゾフに協力を得たりと、とても安価なチョコレートですが、こだわりを持って作られた「チロルチョコ」です。
【商品概要】
商品名:チロルチョコ
製造元:チロルチョコ株式会社
種類:チョコレート駄菓子
人気ランキング5位:キャベツ太郎
引用元:Amazon | 菓道 キャベツ太郎 14g×30袋
お菓子の製造は『菓道』で、販売は『やおぎん』の「キャベツ太郎」ですが、その名前の由来は謎であるとされています。『菓道』が提供してるのは「キャベツ太郎」だけではありません。主原料がトウモロコシの「もろこし輪太郎」、玉葱パウダーが入った「玉葱さん太郎」などを製造しています。
その中でも驚くべきことに「キャベツ太郎」には、キャベツが使われていないのをご存知でしょうか? 青のり風味のトウモロコシのスナックが、なぜキャベツ太郎なのか。
キャラクターがなぜカエルなのかと、謎の多い駄菓子とされているのです。考えながら食べていると、ちょうどなくなるような、お手軽な駄菓子です。
【商品概要】
商品名:キャベツ太郎
製造元:菓道
人気ランキング6位:むぎチョコ
1972年ごろから販売されている「麦チョコ」。老舗の『レーマン製菓』が、最初に麦チョコを作ったといわれています。
麦の香ばしさとカカオの甘さと香りがおいしいく、つい手が伸びてしまう駄菓子です。ポン菓子にチョコレートをコーティングした麦チョコは、夏でも溶けにくく、子どものおやつにぴったり! お年寄りはチョコをコーティングする前のポン菓子を懐かしく感じられるようです。軽くて食べやすいのも、幅広い年代に好まれる理由のひとつと言えるでしょう。
現在もベルギーチョコを使ったほろ苦い麦チョコは、大人もついつい止まらなくなるおいしさです。
【商品概要】
商品名:レーマンムーギチョコレート
製造元:レーマン
内容量:120g
種類:菓子
人気ランキング7位:おやつカルパスシリーズ
引用元:Amazon|ヤガイ おやつカルパス 300個 50本入り6BOX
「おやつカルパスシリーズ」は、山形県にある『食品会社ヤガイ』が製造する、パンダのパッケージに入った一口サイズの駄菓子です。
サラミソーセージとよく似た「おやつカルパス」。ドライやセミドライのソーセージですが、サラミはイタリア、カルパスはロシアが発祥だと言われています。
また、サラミは牛肉と豚肉で作られ「カルパス」はそこに鶏肉が使われることもあります。
豚肉と鶏肉が使われ、合成着色料は使用されていませんが、塩分と脂質が高めなので、食べ過ぎにはご注意ください。
【商品概要】
商品名:おやつカルパス
製造元:ヤガイ
内容量:1本3.4g
人気ランキング8位:さくらんぼ餅
引用元:Amazon | 共親製菓 袋入さくらんぼ餅 12粒×20入
ピンク色の「サクランボ餅」は、子どもの頃一度は食べたことがある駄菓子ではないでしょうか? かわいらしさでつい手に取ってしまう商品のひとつです。
「サクランボ餅」は、創業70年の『共親製菓』の他に『富士製菓』と『明光製菓』からも販売されています。
「サクランボ餅」は、お餅というよりもハードグミのような食感です。「サクランボ餅」と一緒に「青りんご餅」「バナナ餅」が最中の皮のお皿に乗った「フルーツの森」や、ミカン餅も入った「キャンディボックス」という商品もあり、ネーミングもかわいらしい駄菓子ですね。
【商品概要】
商品名:さくらんぼ餅
製造元:共親製菓
内容量:12粒入り
種類:菓子
人気ランキング9位:ブラックサンダーシリーズ
引用元:ユーラク
1994年に発売された「ブラックサンダー」は、おいしさイナズマ級! のキャッチコピーで有名ですね。ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングしていて、食べ応えもあります。
食べきれるサイズ感と30円という価格で、駄菓子ランキングに登場しました! 「白いブラックサンダー」という商品には「白か黒かどっちなの?」という声や、地域限定商品やコラボ商品など、気になる商品がたくさん。
【商品概要】
商品名:ブラックサンダー
製造元:有楽製菓
内容量:21g
価格:¥30
種類:チョコレート菓子
人気ランキング10位:ポテトフライシリーズ
引用元:東豊製菓株式会社
1948年創業という、長い歴史のある『東豊製菓』が1980年に発売した「ポテトフライ」。手のひらサイズの4枚のまるいスナックが、ポッチくんというかわいいキャラクター入りのパッケージに入っています。
一番人気のフライドチキン味の他に、カルビ焼きの味とじゃが塩バターがあります。スパイシーな味が好みの人はジンジャーやガーリックのきいたフライドチキン味がおすすめです。
また、お肉のロースト感や強めの塩味が好みの人はカルビ焼きの味、あっさりめが好きな人はじゃが塩バターがおすすめなのでぜひお召しあがりください。
【商品概要】
商品名:ポテトフライ
製造元:東豊製菓
内容量:11g
種類:スナック菓子
まとめ
駄菓子屋さんのお菓子は、小さくて安くていろんな味が少しずつ楽しめるため、大人になっても大好きな方もいるのでは? スーパーやコンビニで見かけると、大人でもつい買ってしまう方も多いでしょう。
一緒にいる人と懐かしさを共有したり、やさしい味で気分まで満たされたり……。「あのお菓子、また食べたいな」と思ったときに、販売されているのを知ると嬉しい気持ちになりますね。
あなたが子どもの頃に食べていた駄菓子はランクインしていましたか? 思い出と一緒に、久しぶりに味わってみてはいかがでしょう。